自動制御装置の設計・施工を手がけるSP-LOGIC(愛知県岡崎市、後藤僚治社長)は、トイレ内の緊急事態を通報する装置「はいってルンバ」を商品化した。初年度は介護施設や病院、ホテルなど100社に導入する。価格は10万円。
介護施設などで、高齢者がトイレ内で何らかの問題により長期にわたり外に出なかった場合、自動的に検知してナースコールまたはメール(PHS)送信などで連絡する。このため、付き添いが難しいトイレ内の様子を早期に把握し、トラブル発生時に迅速対応できるという。
同装置はドアスイッチ(開閉確認)と熱検知センサーで人体を検出する仕組み。個室に人が入りドアを閉めると、ドア閉じ確認センサーが作動。熱検知センサが数秒後に検知を開始し、人体を検出したら個室に人がいると判断。それから設定時間(30分)以上ドアの開放がなければ異常とみなしナースコールなどを行う。
「フジサンケイビジネスアイ」