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賛光精機

　賛光精機（埼玉県本庄市）は、1964年の創業後、主としてアルミなどの精密加工事業を営んできました。2011年1月からモンゴルで太陽光発電パネルの自社生産をスタート。インキュベーション・オン・キャンパス本庄早稲田にて同事業に関する市場動向などの情報収集、研究開発・販売推進を行なっています。 同社は、長年にわたり培ってきたアルミ精密加工技術をベースに、質の高いモンゴルの労働力を活用して、市場競争力の高い高品質で低コストの商品製造を実現しています。また、大手メーカーが敬遠する汎用性に乏しい専用タイプ商品にも対応でき、独立電源システム用の小型モジュールも販売が可能であり、他社との差別化要素となっています。
このような強みを活かして、単なる太陽光発電パネルの製造販売のみならず、地域密着型で投資効果の高い太陽光発電システム構築の提案ができる魅力あるメーカーとして、事業拡大を図っています。

協和ファインテック

　協和ファインテック（岡山県岡山市）は、ミクロの精度が要求される合成繊維装置の製造で培った精密加工技術、多品種少量生産技術、装置設計技術をコア技術として、環境や医療機器など新しい分野への進出に積極的に取り組んでいる技術開発型企業です。
　環境分野では繊維産業の現場で使用されている有機溶剤などの有害物質を回収する装置を製造し、地球環境の保全やリサイクルに貢献しています。医療分野では人工透析装置の心臓部である輸液ポンプなど、医療機器の設計からＯＥＭ生産まで一貫して行っています。
　岡山大学のインキュベータに入居している同社の開発部は、超短パルスレーザーの技術を中心に光学関連の検査装置や分析装置を開発しています。「ＦＥＭＴＯＷＡＶＥ」のブランドのもと、日本発の新たな光テクノロジーを提案しています。

デジタルメディア企画

　デジタルメディア企画（長崎県長崎市）は、TV局在職36年間の番組制作経験がある小松喜房代表取締役を中心に、TV向けのドキュメンタリー番組の制作、介護・看護技術学習用映像コンテンツの制作、タッチパネル、タブレット端末を使用した介護・看護技術学習システム、認知機能向上システムの販売をメインに事業展開しています。
　小松代表がTV局在職中に、TAO放送・通信機構の研究委託で、「高度複合コンテンツ流通プラットフォーム」の研究開発のプロジェクトリーダーを務めた際、実証・実験モデルとした五島列島の高齢者や障害者の実情を知ったことが、起業そして介護や看護の支援システムを制作するきっかけになりました。現在、同社のコンテンツを全国の病院や介護施設、介護・看護の教育機関に対してストリーミング配信するサービスを計画中です。