【しんきん注目企業】キャラクター雑貨製作の壽屋 世界へ日本品質フィギュア

株式会社壽屋 掲載日:2011年11月4日

 フィギュアをはじめ、キャラクター玩具や雑貨などの製作、販売を行う壽屋(東京都立川市)は、これまでクオリティーの高さでブランド力を高めてきた。特定ファン向けの玩具にとどまらず、ネクタイや、はしなど商品ラインアップの裾野を広げていくほか、中国を皮切りに海外での店舗展開も本格化させ、事業拡大を狙う。

 同社は従来、所有している有名キャラクターの版権を生かして、米国向けにアメリカンコミックヒーローやヒロインのフィギュアなどを製作し、基本的にリアルさを求めたものの、差別化が図れずに苦労してきた。

 しかし、昨年末からヒロインの顔を、日本の美少女フィギュア顔に作り替えて市場に投入したところ、想像以上のヒットになったことから、今年も年末に向けてユニークな新商品を仕掛け、話題を振りまく。

 投入するのは、ウルトラマンのカラータイマーが3分で切れることをモチーフにした、カップ麺用の「カラー麺タイマー」。難しい版権の面は「キッチン雑貨」のカテゴリーに入るということで円谷プロダクションの協力が得られた。

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壽屋が発売する「カラー麺タイマーウルトラマン」(c)円谷プロ

 商品にとことんこだわって作ることから、いくつかのモードを設け、3分間にさまざまな効果音が鳴る仕組みにした。音源は、円谷プロが提供したオリジナル。外観も実際のウルトラマンの着ぐるみのカラータイマーと同サイズというこだわりようで、ファンの期待に応える商品だという。価格は2100円で、雑貨店などに流通させていく。

 一方、日本の高品質なフィギュア製作技術は、海外でも高く評価されていることから、海外販売、特に実店舗の出店を本格化させる。

 まず、市場そのものが手つかずの状態にある中国に実店舗を出すため、2012年内に上海で会社を設立する計画。米国向けは、現地の人に受け入れられやすいようにフィギュアの表情などを改良する必要があるのに対し、中国では日本で販売しているものと同じものを求める傾向にあり、「潜在需要は非常に高い」(清水一行社長)と期待を寄せる。中国での展開を足掛かりに、将来は欧州も攻略していく方針だ。

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 同社をサポートする多摩信用金庫は「コンテンツビジネスをワールドワイドに展開している」点を高く評価している。(那須慎一)

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■オリジナル確立を

 清水一行社長「これまで、キャラクターなどの版権を獲得し、玩具を製作するのが主だったが、版権獲得には常にリスクが伴う。このため、自分たちでオリジナルの製品を確立したい。展開の仕方として、スマートフォン(高機能携帯電話)向けゲームと雑誌、フィギュアなどと連動するオリジナルキャラクターを生み出したい」
 「安く、大量に、ではなく、定価でも買いたいと思わせる製品作りにとことんこだわりたい。製品のクオリティーだけでなく、目に見えないサービスも提供できるよう努めたい。常に良い意味で『やられた』と思わせる商品を出せればと考えている」

【会社概要】壽屋
▽本社=東京都立川市曙町1-18-2 一清ビル5階
▽資本金=8900万円
▽従業員数=152人(2011年9月時点)
▽事業内容=フィギュアなどの玩具、雑貨の製造、販売

「フジサンケイビジネスアイ」

お問い合わせ先

株式会社壽屋


 
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