住宅メーカーの大倉(大阪市北区)は、人工知能(AI)を駆使した無人ストア「HESTA SMART STORE(ヘスタ・スマート・ストア)」を大阪・天神橋筋商店街に開設した。顔認証カメラや商品識別カメラ、複合センサーなどを店内に設置して買い物客や商品を認識することでスマートなショッピングを可能にした。
大阪・天神橋筋商店街にオープンした無人コンビニ
専用アプリ「SmaCha(スマチャ)」を事前にダウンロードして電話番号など利用情報を登録。選んだ商品をセルフレジのトレーに置くと重量センサーとカメラで識別しQRコードで決済する。全商品に防犯タグがつけられており、決済後にセキュリティー機能が解除される。このためレジ待ち時間やスタッフの人員不足を解消できる。
店内にはスマート自動販売機を設置。QRコードに加え、顔認証登録による決済も可能にした。またQRコード決済が行えるため小銭の両替が不要なカプセルトイ、顔認証とパスワードでアクセスできるロッカーなどもそろえており、スマチャとAI搭載機器の組み合わせによる完全無人のコンビニシステムを可能にする。マンションやオフィスビル、病院、学校などでの活用を考えている。
「フジサンケイビジネスアイ掲載」