ITサービス企業として2020年度は教育分野に力を入れていきます。4月から小中学校で「プログラミング教育」が採用されたこともあり、ソフトウエアの企画・開発を手がけるjig.jp(東京都渋谷区)と提携し、「プログラミング教育マスター」を発売しました。現状のプログラミングソフトは、ロボットの組み立てキットのような作った気になっても身につかないものが多く「もったいない。せっかく学ぶなら言語を学べる方がいい」と考えて商品化しました。
代表取締役 山下隆浩氏
小中学生の初心者が容易にプログラミングの基礎から学べ、分からなくても簡単なゲームなら指示された内容通りに作ることができるようになります。このため「作る楽しさ」を体験できるうえ、上達すると論理的に回答していかないと前に進まない汎用プログラム言語「パイソン言語」を使ってゲームを作ります。
短時間でゲームを作れるようになるため、面白くなって授業が盛り上がります。感動して「オー」と勝ち誇ったような声も上がります。終了後もゲーム作りを止めません。新型コロナウイルス禍で巣ごもりを余儀なくされる中、同じゲームでも自宅で買ってきたテレビゲームをやるのと、自分で一生懸命になって作ったゲームで遊ぶのは意味が違います。子供は思い込みが強く自信がつきます。そんな子供を見て親も喜びます。
算数が得意でも嫌いな子供は少なくありません。面白くないからです。一方でプログラミングは喜んでやります。面白いからです。近年、教育現場で重要視されている「STEM(科学・技術・工学・数学)教育」の延長線上にプログラミング教育をとらえることもでき、教育好きの一人として今後も力を入れていきたいと考えています。
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「フジサンケイビジネスアイ掲載」