パーキング事業などを展開するハッチ・ワーク(東京都港区)は、月極駐車場管理システム「at PARKING 月極パートナーシステム」のオンライン契約件数を7月までに累計3000件まで増やす。月極駐車場の契約業務を最大95%削減できるほか、集客増も実現できることが評価され、5月末には1500件を突破。新型コロナウイルス感染拡大によるテレワーク需要の急増や非対面取引希望の高まりを受け契約が増えており、今年末には1万件を見込む。
大和ハウスパーキングのQRコード付き募集看板
同システムを利用することにより、管理会社は空いた駐車場の募集や契約手続き、請求、滞納督促といった管理業務をオンライン化することで大幅に削減できる。募集も自動的に大手住宅ポータルサイトへ無料掲載されるため集客力アップも期待できる。このため、大和ハウスパーキング(同大田区)が4月から、レオパレス21が5月から本格導入している。
不動産業界のIT化は加速しているものの、月極駐車場ではアナログな手続きが多く、管理会社、契約希望者の双方で負担になっている。例えば月極駐車場探しは歩いて看板を見つけ、問い合わせをする流れが一般的だ。
また希望に合う駐車場を見つけても電話で申し込み、審査を受けて免許証や車検証を準備して来店し契約という一連の作業は双方の負担となっている。これらの課題に応えるため同システムを開発した。
「フジサンケイビジネスアイ掲載」