月極駐車場の混雑情報、300万台提供目指す ハッチ・ワーク社長が意欲

株式会社ハッチ・ワーク 掲載日:2019年12月2日

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ハッチ・ワーク 増田知平社長

パーキング事業や貸し会議室事業などを手がけるハッチ・ワークは、月極駐車場の「空き」「埋まり」状況をリアルタイムで把握するデータプラットフォーマーとしてサービスを追加。月極駐車場が空いてもすぐに埋まる空き待ち予約サービス「アキマチ」に続き、シェアリングサービスを新たに始めた。増田知平社長は「月極駐車場を利用したい人へのサービス提供台数を3年後に10万台まで増やし、将来は300万台を目指す」と市場開拓に意欲を示した。

--アキマチを開発した背景は

「自動車購入時や住居移転時には自宅から一番近い月極駐車場を利用したい。『ここがいい』と探し出して管理会社に電話で連絡しても『満車で空いていない。空いたら連絡する』といわれると、やむなく他の駐車場を借りるか、予約して待つしかない。しかし先着順で、1番手が契約するかどうかを決めるまで2番手に連絡できず、駐車場オーナーにとって無収益期間が生じる。こうしたデメリットをなくすのがアキマチだ」

--仕組みは

「駐車場に設置してある専用看板のQRコードを読み取って予約すれば、解約による空きが生じると予約者には価格や駐車場所などを一斉メールで自動配信する。こちらは早い者勝ちで契約できる。オーナーにとって募集期間が不要になるため、それだけ収益機会を得られる。管理会社は手間がかかり面倒な電話対応や募集業務から解放される」

--反応は

「今年7月から始めたが、取り扱っている駐車場225のうち180は空き待ち予約が入っている。しかも空き待ち行列が50超の人気駐車場もある。空けば埋まる状況で、満車で満足していたオーナーの中には潜在ニーズの強さを知って『値上げする』『もう1カ所つくる』と強気な人も出てきた」

--シェアリングサービスとはどういうものか

「未契約で空いている駐車場情報をシェアリング事業者にデータ連携することで稼働率を高めるサービス。11月18日から始めた。空いた駐車場を有効活用するため空き時間に貸し出すシェアリングサービスが普及してきたが、空いたらシェアリングを開始し、契約者が決まったらシェアリングを中止するという一連の繰り返しは管理会社にとって負担だ。この手間がシェアリングサービス導入を目指す管理会社にとって大きな課題で、利用可能なシェアリング駐車場が増えない理由でもある。こうした状況を解決するため開発した」

--今後の展開は

「月極駐車場のオーナーと利用者をつなぐプラットフォーマーを目指す。管理会社が保有する全国約22万6000カ所の月極駐車場データを集め、リアルタイムで『空き』『埋まり』状況をデータベース化している強みを生かし、慢性的な駐車場不足を解決し月極駐車場の価値向上、オーナーの収益最大化を図る。豊富に抱えるデータにこそ価値があり、当面は赤字でも先行投資と位置づけてサービスを拡充していく。カーシェアリング時代を迎えても駐車場は必要であり、次世代移動サービス『MaaS(マース)』が本格的に始まると存在価値がますます高まるはず。全国3100万台に達する月極駐車場利用の10%シェアを狙う」

【プロフィル】増田知平
ますだ・ともへい 日本大学法学部卒。2002年セブン-イレブン・ジャパン入社。06年ハッチ・ワーク入社。07年取締役。16年青山学院大学大学院国際マネジメント研究科修了、経営学修士(MBA)取得。18年代表取締役社長。42歳。神奈川県出身。

【会社概要】ハッチ・ワーク
 ▽本社=東京都港区南青山2-2-8 DFビル3F
 ▽設立=2000年6月
 ▽資本金=1億円
 ▽従業員数=188人(19年6月現在)
 ▽事業内容=月極駐車場に特化したデータプラットフォームの開発と運営、貸し会議室・レンタルオフィスの開発と運営

 
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