埼玉のHP、低価格ウィッグを本格販売

来年売上高90億円目指す

リアルエアーウィッグ
リアルエアーウィッグ

ウィッグを専門に扱うHP(さいたま市北区)は、使いやすく、メンテナンスも簡単で低価格という3拍子そろった「リアルエアーウィッグ」の市場開拓を本格化、2020年には国内で90億円の売り上げを目指す。

これまでのウィッグは高級品でも毎日、長時間使用するには不満が多いことに着目した。特に加齢やガンなどの病気で薄毛に悩む女性をターゲットに「帽子をかぶる感覚で気軽に着けて楽しく自信を持って外出できる」(松本祐志取締役)ウィッグの開発に着手。3年間の試行錯誤を経て17年に製品化した。

人毛ウィッグが最高級と思う「人毛神話」がある中、重い・厚い・蒸れる不満を解消するため、人工毛髪を特殊加工し重さを従来の半分に軽減。形状記憶加工により手ぐしで簡単にセットできるほか、耐久性も約2倍に高めた。装着も簡単という。

メンテナンスも容易。市販のシャンプーやリンス、整髪料が使用でき、バッグに一週間程度入れておいても形状記憶機能により元に戻る。価格も高級ウィッグの10分の1以下という2万9800円を実現した。医療用ウィッグとしての規格もクリア、日本工業規格の「M-wig」認証を取得している。

こうした魅力が認められ、今年1月に最終審査が行われたビジネスプランコンテスト「『世界を変える起業家』ビジコンinさいたま2018」(主催・さいたま市産業創造財団)でグランプリを受賞した。「公的機関に評価され、製品への信頼度も向上した」と判断し、本格的な市場開拓に乗り出すことにした。

初年度は知名度向上に注力、生命保険会社など女性が活躍する職場を対象に直販会を開催するほか、イベントへの参加や自社サイトの開設などで1000万円の売り上げを見込む。

「フジサンケイビジネスアイ」

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