日本動物高度医療センター ペット用のIoT健康管理ツール

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猫や犬の首輪に取り付けて使用するIoT健康管理ツール「プラスサイクル」

かかりつけ動物病院からの紹介を受け付ける二次診療専門動物病院を運営する日本動物高度医療センターは、ペット用のIoT(モノのインターネット)健康管理ツールを発売した。日々の活動量などを計測して健康管理につなげることが目的。収集したビッグデータを活用して保険、医薬品などの会社と協業を進めることで、ペットの病気予防につなげ、健康寿命を延ばすことに寄与する。5年後に犬・猫の飼育頭数の1%に当たる18万個の販売を目指す。

IoT健康管理ツール「プラスサイクル」は、直径2.7センチ、厚さ0.91センチ、重さ約9グラムでボタン型の形状。価格は9720円。犬や猫の首輪に取り付けて散歩などの活動量や睡眠時間を計測するほか、飼い主が食事量、排便などの状態を入力する。スマートフォンのアプリと連動し、グラフなどに表すことで可視化し、数値が一定の基準より悪化した場合には警告を発して通院を促す。

特徴的なのが世界で初めて、ドローンの高度制御に使われる気圧センサーを内蔵し、床からソファの上などへのジャンプの回数をカウントする機能だ。高齢化すると回数が減るため、関節炎などの早期発見が容易になる。

体調変化のほか、服用している薬やサプリメントの効果も把握しやすくなる。獣医師用のサイトとも連携しているので、飼い主と双方向でのペットケアに役立つ。既に60以上の動物病院に導入され、多くの問い合わせが寄せられているという。

プラスサイクルは1年半前から実証実験を行ってきた。飼い主からは「活動量という客観的な数字が示されるので、獣医に相談しやすくなった」、獣医師からは「飼い主と継続的に信頼関係を築くツールとして活用したい」といった反響が得られている。

「よこはま動物園ズーラシア」ではアジアゾウに装着して飼育環境の改善に役立てているほか、牛や豚など畜産用の実験にも着手した。

事業開発部の山本誠課長は「初の本格的な多機能の動物用健康管理機器で、海外展開も計画している」と話している。

【会社概要】日本動物高度医療センター
▽本社=川崎市高津区久地2-5-8
▽設立=2005年9月
▽資本金=3億8100万円
▽従業員=182人 (2018年3月末時点)
▽売上高=22億5800万円 (18年3月期)
▽事業内容=二次診療専門動物病院の運営など

「フジサンケイビジネスアイ」

 
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