農業ベンチャーのアグリメディア(東京都新宿区)は、民間企業として日本初となる直接土地所有者から農地を借りて運営する農園を開園した。これまで同社は所有者から受託する形で農園を運営してきた。しかし、今年9月に新法が施行され、企業が所有者から農地を直接借り受けて農園を開設できるようになった。「高齢で農業を続けることができない」「相続を受けたがノウハウがなく農業ができない」といった悩みを抱えていた都市部の生産緑地指定農地の所有者にとって、市民農園という形で農地を残す選択肢が広がった。
「フジサンケイビジネスアイ」