Sansanが新設したAI技術者の活動拠点「Sansanイノベーションラボ」のエントランス
インターネットを使った企業向け名刺管理サービスを提供する、Sansan(東京都渋谷区)は、京都市内に人工知能(AI)技術者の活動拠点「Sansanイノベーションラボ」を開設した。
伝統の京町家を改装してつくられ、AI技術者の活動拠点でありながら新しい価値を生み出す革新のための拠点として、さまざまな情報を発信していく。
具体的には20人規模のイベントスペースを活用し、京都に拠点を構えるITベンチャー企業を中心に、外部も交えたセミナー、勉強会などの公開イベントを開催。職種や会社の枠にとらわれず、広く技術・開発・クリエーティブ分野の人材が交流できる場として継続的な展開を行っていく。取り組みを通じ京都の技術・開発者コミュニティーの活性化と発展に寄与し、世界を変えるイノベーションを生み出す後押しとなることを目指す。
同社のAI技術者が所属するデータストラテジー&オペレーションセンターは、大量の名刺を正確で効率的にデータ化する独自のオペレーションシステムを開発運営し、創業以来、事業の成長を支える根幹を担っている。
京都はグローバル人材からも大きな注目を集めている。また教育機関が多くあることから、学生も数多く在籍しており、国内外を問わず優秀な技術・開発・クリエーティブ分野の人材が集まり、育ちつつある。
「フジサンケイビジネスアイ」