ツナグ・ソリューションズ、採用業務に自動会話プログラム 顧客企業向け導入

アルバイトやパートに特化した採用代行を手掛けるツナグ・ソリューションズは、顧客企業の採用業務に人工知能(AI)を活用した自動会話プログラム「チャットボット」を導入する。人手不足が深刻な外食産業やサービス業を中心に、採用活動のアウトソーシングに関する引き合いが増えているが、店舗数や採用数が少ない中堅・中小の顧客では、ツナグの収益が上がりにくい。チャットボットの活用によってアルバイトやパートとの対応を自動化することで採算性の向上を図る。

ツナグは、チャットボットを活用した面接日程の自動調整サービスを手掛けるレグルステクノロジーズ(東京都渋谷区)の全株式を取得し、10月1日付で子会社化する。

10月中に、試験導入して使い勝手などを検証し、来春の本格稼働を目指す。

ツナグは、レグルスのサービスを活用することで、顧客企業における面接設定率の改善を図る。また、両社でツナググループの派遣事業自動化による効率化や、新規事業の開発にも取り組む考えだ。

ツナグは2018年9月期連結業績を下方修正した。売上高は採用代行の新規顧客増加により、86億4300万円と前期比23.9%の増収を予想するものの、営業利益は同25.8%減の2億2400万円、最終利益も同34.8%減の9000万円にとどまり、利益率向上が求められている。

大手企業は店舗数が多く、採用代行1回の受注で大量の求人に対応できるため効率が良い。会社の規模が小さくなるほど手間がかかり採算が取りにくくなるが、ツナグの米田光宏社長は「レグルスの技術を活用して、個人経営の店舗向けのサービス展開も考えたい」としている。

「フジサンケイビジネスアイ」

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