日本の漁業技術輸出 インドネシア産マグロ広める

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インドネシア・バリ島でのシンポジウムで講演するFTIJAPANの鳴海健太朗社長=7月13日

インドネシアを中心に天然マグロを空輸で輸入・販売するFTI JAPAN(東京都千代田区)は、同国水産業の発展に向け日本の技術を輸出する。

具体的には、日本の一本釣り漁業技術や血・神経抜きなどの鮮度保持技術、食品衛生管理の手続きを定めた国際基準「HACCP(ハサップ)」の衛生管理技術のノウハウなどを現地漁業者に浸透させていく。これにより高鮮度・高品質なマグロを輸入し、インドネシア産マグロの日本での認知度向上を図る。

さらにインドネシア国営水産会社のペリカナン・ヌサンタラと連携。長期保存可能なパッケージやマグロを利用した加工品など高付加価値商品の開発を目指す。

同社は7月13日に同国・バリ島で開催された両国の国交樹立60周年記念事業「ビジネス&テクノロジーシンポジウム」で、鳴海健太朗社長が日本の品質管理技術の活用に向けたプレゼンテーションを行った。

また同28、29日に日比谷公園(東京都千代田区)で開催された同記念事業「フェスティバルインドネシア」で生鮮マグロの解体ショーを実施、消費者にアピールした。

同社はインドネシアの政府、民間企業と適切なパートナーシップを組むことで複数の漁場からマグロを同時に集荷する態勢を整備。季節や気候変動の影響を抑え安定供給を可能にした。

「フジサンケイビジネスアイ」

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