従業員10人前後の事業所での採用が増えている
ネオレックス(本社=名古屋市)は、アップル社製のタブレット型パソコン「iPad」にタイムレコーダーの機能を付加させた勤怠管理アプリ「タブレット タイムレコーダー」を2015年から提供しており、このほど導入企業が1000 社を超えた。
同アプリは、管理に関する各種データの集計を自動化し、給与計算ソフトと連動させることも可能。
利用料金は月額制ではなく、ライセンスを利用側が買い取る方式で、一事業所あたり3人までは無料、それ以上は基本料金として「10 人あたり10800 円」という設定にしている。
インターフェースにタブレット型パソコンを使う特性として、①従業員が出退勤時の端末操作をした際、あらかじめ設定した電子メールアドレスにその記録をリアルタイムで送信が可能 ②記録に写真や映像を付加することができる―などが挙げられる。
主な利用層として、➀一般的な事務や営業のオフィス ②製造業全般 ③各種の小売り店舗 ④学校、塾など教育機関 ⑤レストラン、カフェ、居酒屋など飲食店舗 ⑥歯科、眼科、耳鼻・咽喉科、美容外科、整形外科など各種クリニック ⑦介護・福祉施設 ⑧ホテル、旅館業 ⑨運輸、倉庫など物流業―などが挙げられ、規模的に従業員10人前後の企業、事業所での採用が多い。
この中でも特に増えているのが、小学生以下の児童を対象とした塾や習いごと教室での利用。教員、講師、職員の出退勤の記録だけでなく、児童の出欠管理にも用いられている。児童が教室に到着した時や帰る際の端末操作の記録が、保護者にも電子メールでリアルタイムで送られ、防犯効果を高める効果もある。
同アプリは、2015 年にグッドデザイン賞 、 ITproEXPO 、2016 年に中小企業優秀新技術・新製品賞などを受賞している。
同社・駒井研司CEOは、「スマートフォンの登場で携帯電話機のスペックが飛躍的に向上したように、タイムレコーダーを『スマートタイムレコーダー』に進化させる付加価値を高めていく」と述べる。
働き方改革関連法案が6月に国会で成立後、同社には同アプリについての問い合わせがそれ以前に比べ大幅に増えている。
【問い合わせ】
同社タブレット タイムレコーダー担当 ☎0120-200-681
URL : https://www.tablet-time-recorder.net