freee、サイボウズなど8社と連携 API活用外部サービス

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freeeが開設したの開発者向けサイト(同社提供)

クラウド会計サービスのfreee(フリー、東京都品川区)は、API(プログラムからソフトウエアを操作するためのインターフェース)を活用した外部サービス連携の強化に乗り出す。他社のグループウエアなどと連携することで、社内で異なるソフトやシステムでもデータが一元化されることになり、事務作業負担の軽減や社内全体の情報共有などに役立ちそうだ。

「freeeオープンプラットフォーム」と題したこの新戦略では、クラウドベースの顧客管理システム(CRM)を手がけるセールスフォース・ドットコム日本法人(東京都千代田区)やグループウエアのサイボウズなど8社と連携し、債権管理業務の手間の削減を目指す。

他社のソフトとの連携を進めるため、freeeは技術者向けのサイトを開設。専任の部署を新設し技術的な相談にも対応する。

同社の尾形将行・クラウドERP事業本部兼金融プラットフォーム事業本部長は「経費精算や勤怠なども含め、会計だけでなく、労務や人事サービスとの連携にも取り組み、バックオフィスの効率化を後押ししたい」と語った。

freeeは2012年7月に設立。個人事業主や中小企業向けのクラウド会計サービスを手がけている。最近は大手企業の顧客も増えており、ユーザー事業所は約100万件に達する。また、会計をベースにしていることから、起業支援にも役立っており、累計で約7000社の会社設立を後押ししている。

「フジサンケイビジネスアイ」

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