川崎市は、音響機器ベンチャーのユニバーサル・サウンドデザイン(東京都港区)と共同で、高齢者との対話改善に関する実証実験を始めた。同社が開発した卓上型会話支援機器「comuoon mobile(コミューンモバイル」を市内の介護事務所に持ち込んで行う。この機器は無線式の接話マイクとスピーカーを組み合わせたもの。接話マイクを付けた介護スタッフなどの声が、難聴者には聞き取りやすい音域でスピーカーから流れる。個人差はあるものの、補聴器なしでも聞こえやすくなるという。実験は9月下旬まで続く。
「フジサンケイビジネスアイ」