創建、英語が学べるシェアハウス ECCと提携、家賃に授業料込み

20170419-bsl1704190500005-f1.jpg
創建がリノベーションしたシェアハウス=大阪府吹田市

住宅事業を展開する創建(大阪市中央区)は、暮らしながら英語が学べるシェアハウスの運営を開始した。語学スクールのECC(大阪市北区)と提携、同社の講師を招き、平日の午後5~9時まで入居者を対象にした語学教室を実施する。

創建がシェアハウス事業に取り組むのは初めて。大阪府吹田市にある築26年が経過したパナホームの旧社宅をリノベーションした。4階建て全72室によって構成。部屋の面積は17平方メートルで、シェア空間のほか女性専用フロアも用意した。

月額家賃は、個室の場合5万円で水道・光熱費が2万円。また、近くの大型銭湯と提携し、500円で入湯が可能というサービスも用意する。

シェアハウスの近くには関西大学や大阪大学など有力大学が立地しており、「語学力をアップしたい」と思う多くの学生が入居を希望すると想定。日常生活を送りながら英語を習得できるシェアハウスにした。ECCがプロデュースするシェアハウスも今回が初めてとなる。

英会話をコンセプトにしたシェアハウスは存在するが、1回当たりの授業が1時間程度の英会話教室を週1、2回開催するのが一般的だ。

これに対して今回は、平日に60分1コマの授業を4コマ実施する。1週間当たり最大で20時間分の授業を受講できる計算になる。賃料の中に授業料が含まれているので、授業時間が多いと、値打ち感が高まることになる。

バブル期に建てられた社宅や独身寮が大規模リニューアルの時期に突入しており、これを契機にシェアハウスにする動きが活発化している。

とくに首都圏では同じ趣味を持つ入居者が集まるなど、コンセプト型が相次いで登場している。創建では今回の取り組みを踏まえ、新たな付加価値があるシェアハウスを随時手がけていく考えだ。

「フジサンケイビジネスアイ」

新着の編集局アイ

おすすめコンテンツ

商品・サービスのビジネスデータベース

bizDB

あなたのビジネスを「円滑にする・強化する・飛躍させる」商品・サービスが見つかるコンテンツ

新聞社が教える

プレスリリースの書き方

記者はどのような視点でプレスリリースに目を通し、新聞に掲載するまでに至るのでしょうか? 新聞社の目線で、プレスリリースの書き方をお教えします。

広報機能を強化しませんか?

広報(Public Relations)とは?

広報は、企業と社会の良好な関係を築くための継続的なコミュニケーション活動です。広報の役割や位置づけ、広報部門の設置から強化まで、幅広く解説します。