健康分野に特化したITベンチャーのFiNC(フィンク、東京都千代田区)は13日、総額20億円強の資金調達を実施したと発表した。これを機に人工知能(AI)を活用した健康管理アプリ「FiNC」の開発体制を強化する。
カゴメや第一生命保険、トヨタ自動車、三井住友銀行などが出資する未来創生ファンドに加え、明治安田生命保険、ロート製薬、有力個人投資家らが引き受け先となった。
フィンクは遺伝子検査や生活習慣問診、健康診断の結果と個人データを包括的に分析し、ヘルスケアの専門家やAIが生活習慣の改善策を、スマートフォンで提供するサービスを展開している。現在は会員向けだが、今年中にも広く公開する計画を進めており、これに向けた開発などに資金を充てる。
「フジサンケイビジネスアイ」