【インターネットWatch】忘れ物発見IoTタグ 仏から上陸

Wistiki 掲載日:2017年1月30日

ウィスティキのペンダントタイプ「アッハ!」
ウィスティキのペンダントタイプ「アッハ!」

■「ウィスティキ」 ペットにも取り付け可能
 仏Wistiki(ウィスティキ)と美貴本(大阪市西区)は24日、フランスの著名工業デザイナーが手掛けたBLEビーコンタグ「ウィスティキ」シリーズの日本展開を開始すると発表した。スティックタイプの「voilà!(ヴォワラ!)」を2月1日、ペンダントタイプの「aha!(アッハ!)」を3月24日に発売する。価格はともに5980円(税別)。

◆紛失時に場所特定
 ウィスティキは、ペットの首輪や鍵など身の回りのものに取り付けることで、紛失した際に呼び出しベルを鳴らしたり、スマートフォン/タブレットのBluetooth機能と連携して場所を特定できるIoTデバイス。「スーパードライホール」(東京都墨田区)などを手掛けたフランスの工業クリエーター、フィリップ・スタルク氏がデザインを手掛け、開発・製造もフランスで行うなど“100%フランス製”であることをうたっている。

 スマホ/タブレットからウィスティキのベルを鳴らしたり、ウィスティキからの電波強度を確認できるほか、Bluetooth通信が途切れる際に通知する「忘れモノ防止アラート」機能、近づいた際に通知する「近づきアラート」機能も装備。万が一紛失しても、最後にスマホと通信した時点の位置情報を地図で表示できる。さらに、他のユーザーがウィスティキの近くを通ることで位置情報を更新する機能も備える。また、ウィスティキの位置情報はアプリ上で複数のユーザーと共有できるため、車の鍵など家族と共有するものにも活用できそうだ。

 今回ラインアップされた2製品に基本的な性能の違いはないが、ヴォワラ!は鍵や鞄、傘、自転車などシーンを選ばず使える大きさとしており、アッハ!は猫などペットの首輪に通しやすいデザインになっているという。どちらも防水仕様で、CR2032の電池で約2年間動作。それぞれ、オレンジ、レモン、ローズ、バイオレットの4色をラインアップしている。なお、記者発表会ではクレジットカード型の「Hopla!(ホップラ!)」も発表されたが、現在開発中で、発売時期は未定としている。

 ヴォワラ!の本体の大きさは幅23ミリ、奥行き62ミリ、厚さ6ミリ、アッハ!がそれぞれ29ミリ、39ミリ、9ミリ、重さはともに11グラム。

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ヴォワラ!を手にするウィスティキのリュサト三兄弟(左からテオ氏、ユーゴ氏、ブリュノ氏)


◆飼い猫追跡が発端
 ウィスティキは、同製品発案者のリュサト三兄弟(テオ氏、ユーゴ氏、ブリュノ氏)の飼い猫の居場所を追跡することから始まったプロジェクトで、ウィスティキの名前の由来も飼い猫から来ている。

 商品化に当たり、2014年にクラウドファンディングで支援を募ったところ、目標額の400%を達成するなど想像以上の反響を得られたという。そこでは、当初想定していたペットへの使用だけでなく、忘れ物などへの取り付けの需要が見られたそうだ。同年10~12月には5万個を売り上げ、15年には仏市場におけるワイヤレスタグ売り上げ個数シェアは90%になった。

 日本では16年春にクラウドファンディングサイト「モーションギャラリー」を通じて約4000万円の支援金を獲得。世界展開をする上で日本を視野に入れた理由として、クラウドファンディングの結果から、日本にも製品の需要があることや、同社の目指すデザインの“美”を日本のユーザーが受け入れる可能性があることを挙げた。

 国内販売をサポートする美貴本の中村保幸氏によると、日本ではトレンドやデザインに敏感な人や、ライフスタイルに対してこだわりを持つ層をターゲットにするという。「商品のポジショニングとしては単なるIoT製品としてではなく、アクセサリーとしても展開したい」と述べた。(インプレスウオッチ)

「フジサンケイビジネスアイ」

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