駐輪場運営などを手掛ける日本コンピュータ・ダイナミクスが売り出した、サイクリング愛好者向けの骨伝導ワイヤレスヘッドホンが、音楽愛好者や難聴者からも注目を集めている。
同社が販売しているのは「CODEO(コデオ)」。骨伝導パッドを耳の前の頬骨のあたりに当てて、耳を塞ぐことなく周囲の音が聞こえる状態を確保し、携帯端末と連動させて会話をする。
自転車は前後に並んで走行するため、同行している人と思うように会話ができない。もともと、こうした不便を解消することを目的として開発した。通話アプリを使えば3人以上で同時に話すことも可能だ。
ヘッドホンのように頭を挟み込む形にしてパットを頬に密着させるため、運動中も外れにくくなっている。
サイクリング以外にも、登山、乗馬、倉庫作業などでの使用を想定していたが、他の用途も広がっている。同社によると「発売直後に音楽関係のメディアで紹介され、周囲の音を遮断せずに音楽を聴きながらウオーキングをする人のほか、家庭内で子供の声を聞き逃さないようにしたいという購入者もいる。骨伝導で音を感知できるため、難聴に悩む人からの問い合わせも増えている」という。
価格は1万2960円。キャンペーン期間中の1月末までは9990円。
「フジサンケイビジネスアイ」