九十九島とらふぐ。地域PRレストランではこれらの魚介類や農産物といった地元食材を提供する
際コーポレーション(東京都目黒区)は、長崎県の佐世保観光コンベンション協会と連携し、東京都内に「九十九島(くじゅうくしま)」の地域名を店名に冠したネーミング・ライツの地域PRレストランを、2016年1月15日に開設する。
オープンするのは、「ゆるり屋九十九島」(東京都渋谷区、鍋料理専門店)、「ヒカリ九十九島」(同、居酒屋)、「ダリアロッソ九十九島」(東京都世田谷区、イタリアン)の3店舗。いずれも際コーポレーションの既存店で、九十九島のPRを目的に3月25日までの期間限定で店名を変更する。
九十九島は佐世保港の外側から北へ25キロにわたって島々が点在する海域の名称で、日本でも有数の生物多様性を維持する自然環境が豊かなエリア。西海国立公園にも指定されている。
魚介類や農産物をはじめとした食材も豊富で、特にカキやトラフグが有名。各店舗では地元食材を活用したメニューを提供するほか、生産者を交えてのイベントなどを開催することにより、九十九島の認知度向上につなげていく。
同社は地域PRレストラン第1号として「日本列島酒場 上五島」(東京都渋谷区)をオープンしており、長崎県の五島列島・新上五島町の食材・特産品を首都圏へ流通しているほか、店舗を通じた地域のPR活動を行っている。
「フジサンケイビジネスアイ」