企業活力の向上へ、クレド経営の普及推進 クレド経営サミット2015 開催

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日本クレド教会 実島誠会長


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人とホスピタリティ研究所 高野登代表

一般社団法人 日本クレド経営協会(実島誠会長)はこのほど東京都港区で、全国から会員が集まる「クレド経営サミット2015」を開催した。クレドとは英語でCredo、「信条」を意味し、ラテン語を起源に持つ。また、企業の信条、経営理念をカードに明記した「クレドカード」のことを指す。同協会は、それを用いて企業活動を展開する企業が集まっており、会員各社はそれぞれ独自のクレドカードをつくり、社員全員がそれを携行し、明記された内容の意識共有と励行を目指す。同協会は、企業活動におけるクレドの活用を推奨し、その理念の普及を推進している。

「クレド経営サミット2015」の開会にあたり、実島会長が冒頭で、「もうすぐ当協会が設立されて丸2年になる。私は税理士法人を経営し、クレドを導入後、ある大手の調査機関が主催する『働きがいのある会社ランキング』で入賞。それをきっかけに講演する機会が増え、多くの企業経営者から会社を活性化させるための相談を受けるようになった。そのような活動を通じ、クレドを企業活動に導入することを広め、その普及を目指す同志が集って設立されたのが当協会。1枚のクレドカードで企業の活力が増し、多くの企業がその喜びを共有する、当協会の活動はまだ道半ばだが、今後も引き続き尽力していく」と挨拶した。

また、会員で、同協会の活動を運営する「サポーター」という立場で、実務経営サービス社長の中井誠氏、「会計事務所甲子園」という会計技術の競技会の実行委員長を務める飯島彰仁氏(古田土会計グループ)、マネーフォワード社長兼CEOの辻庸介氏、生涯学習認定機構代表理事の前田出氏、ChatWork常務の山口勝幸氏らが挨拶、それぞれ同協会の活動の重要性と、クレドが導入企業に与える効果について述べた。

基調講演では、人とホスピタリティ研究所代表で、リッツ・カールトン元日本支社長の高野登氏が講師として登壇。「クレド経営の本質」と演題を掲げ、「生き生きと仕事をするためには、仕事に夢とビジョンを持つことが重要。また、その仕事をお客様の立場になって考え、遂行することが求められる。その内容は頭で考えるだけではなく、腹の腑に落ちるものでなければならない。クレドを導入している企業は、やる気ではなく本気の人の集まり。クレドカードは、それぞれの会社の哲学、理論、社風を確認し、それらを励行する心の歯磨きのようなもの。毎日すっきりした気持ちで、心の柔軟性を保つためには欠かせない」と語った。

クレドの導入事例発表も行われ、鶴田会計代表の鶴田幸久氏、ChatWork Academy社長の加藤利彦氏、コンパス代表社員の齊藤哲也氏、九段会計事務所代表の髙木功治氏、お客様みなさまおかげさま社長の島田隆史氏、MAP経営社長の浅野泰生氏らが登壇。各社から、クレドの導入前に比べ、「社員の仕事へのモチベーションが高くなった」「社員の定着率が高くなった」「業績が向上した」などの共通した声が聞かれた。

懇親会では、「クレド経営アドバイザー表彰式」が行われ、各賞の受賞企業が発表された。クレド経営アドバイザー賞=しんぽ会計、HRアセスト、ルーキー賞=黒川税理士事務所、クレド業績アップ賞=トリニティグループ、イキイキ社員大賞=お客様みなさまおかげさま、VIクレド賞=MAP経営、愛される会社賞=九段会計事務所、クレドエバンジェリスト大賞=鶴田会計、最優秀クレド経営アドバイザー賞=ChatWork Academy、クレド経営大賞=コンパス。

「フジサンケイビジネスアイ」

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