パソコン教室の運営を手掛ける日本アイティ技能普及協会(東京都文京区)は、認知症対策に関するDVDソフトを制作し、6月中旬に発売する。脳科学研究の第一人者である京大の久保田競名誉教授の監修により、認知症を防ぐ効果があるとされる生活習慣などを紹介している。
DVDは3枚組で、「DISC1」は認知症の発症の仕組みを解説。「同2」は、脳を活性化させやすい献立、体操などの運動についての紹介。「同3」は脳の活動を活性化させるためのタイピングゲームのソフト。75歳から運転免許更新時に義務付けられている認知機能検査の試験対策にも役立つという。
同社は関連会社のオーキッド(埼玉県草加市)を通じ、中高年向けのパソコン教室を首都圏で展開している。「認知症は多くの受講生にとって関心の高いテーマの一つ」(松野公一社長)として企画した。
価格は9720円で、同社のホームページなどで販売する。
「フジサンケイビジネスアイ」