駐輪場を運営する日本コンピュータ・ダイナミクス(東京都品川区)は、増加するロードバイクなどの自転車通勤需要に対応するため、自転車用ロッカー「B-box」のサービスを近日中に開始する。
自転車ブームによって、軽快車だけでなく、おしゃれな小径車やクロスバイク、ロードバイクなどのスポーツ車に乗るユーザーが増え、高価格化も進んでいる。
自転車産業振興協会によると、スポーツ車全体のうち約30%が10万円以上の高額商品となっている。
このため盗難やいたずらなどのリスクも高くなり、安心して駐輪できることへのニーズが高まっている。
同社ではこれらの不安を解消するため、ロッカー型の商品を開発した。合金製で高さ210センチ、幅60センチ、奥行き110センチ。自転車の前輪を上にして、吊り下げるようにして収納する。防犯カメラ付きで、4つの施錠カ所がある。
自転車通勤ニーズの高い都心部を中心に自社で直営するほか、土地活用を考える不動産オーナーへの販売も手掛ける。販売価格は1台10万円以下を予定している。
「フジサンケイビジネスアイ」