「OMOTENASHISelection2014」の授賞発表式典で金賞を受けた受賞者ら=5日午後、東京都港区のホテルオークラ東京
■「OMOTENASHI Selection」授賞式
日本が世界に誇る「おもてなし」の心にあふれた商品・サービスを発掘し、国内外に発信するプロジェクト「OMOTENASHI Selection(おもてなしセレクション)2014」の受賞対象に金賞13点を含む計47点が決定し、5日、東京都内のホテルで授賞式が行われた。
同セレクションは昨年創設され、日本マイクロソフトをはじめ5社が実行委員会を組織している。初年度は食材、食品、料理をはじめとする「食す」▽衣料や装飾品のほか空間も含めた「装う」▽生活の中で使う道具、日用品、ITサービスなど「用いる」-の3つのテーマで募集し、各地から141の応募があった。
選定委員に日本在住経験のある外国人11人も加わり、「日本らしさを伝え、現代の暮らしを豊かにし、世界に通じる」という視点から審査を重ねた。特に評価の高かった商品・サービスには金賞が与えられた。
授賞式で実行委員会を代表して博報堂執行役員の山本浩氏が「世界を魅了する日本ならではのおもてなしの文化をビジネスの競争力として発展させたい」とあいさつ。来賓の経済学者で東京大学大学院教授の伊藤元重氏も「政府が経済再生に取り組む中、心強いものを感じる。おもてなしをキーワードに日本を元気に」とエールを送った。
選ばれた47の商品・サービスは、3月11~17日に日本橋高島屋(東京都中央区)で展示・販売されるほか、4月からドバイ(アラブ首長国連邦)のジャパン・トレード・センターでその一部を出展。受賞事業者には現地バイヤーらとの商談機会が与えられるなど国内外の販路拡大を含めたさまざまな支援が予定されている。
「フジサンケイビジネスアイ」