日本ふんどし協会(東京都渋谷区)会長の中川ケイジ氏は、東日本大震災直後に鬱病を患った際、知人から薦められた「ふんどし」の快適さに感動し、「この快適さが広まれば日本は元気になる!」と確信し同協会を立ち上げた。「ふんどし=ダサい」のイメージを大きく覆して、「おしゃれで健康的なリラックスウェア」として定着させようと日本全国を奔走している。
お祭りだけのふんどしではなく、日本人が日常的に使用してきた「越中ふんどし」をおしゃれなデザインにすることでイメージを変えれば、ステテコのように必ず一般に広まると考え、ふんどしブランド『SHAREFUN®(しゃれふん)』を立ち上げた。復興支援のため、製造は福島で行っており、今後も被災地の縫製工場に発注していく予定だ。生地やデザインにとことんこだわり、商品毎に「恋はミントチョコレートのように」や、「今夜はパーティナイト」などのネーミングをすることにより、ギフト選びを楽しくする仕掛けも考案した。さらにイベント性を持たせるために、2月14日を「ふんどしの日」に制定。ベストフンドシストを表彰したり、芸能人やハローキティとのコラボ商品を発表するなど、各方面からのファン獲得に成功している。
「購買者の約50%は女性です。就寝時だけでもゴムの締め付けがないふんどしに替えるだけで、リラックス効果が違います。ぜひ騙されたと思って、一度だけでも試してほしい。もうパンツには戻りたくなくなるほど快適ですよ」と中川氏。今後は、大手百貨店や雑貨店での展開を予定しており、さらに国内のみにとどまらず、パリ、ロンドン、ニューヨークなど、本格的に海外進出を検討している。
【問い合わせ】
日本ふんどし協会(プラスチャーミング)
TEL:045-878-2869
「フジサンケイビジネスアイ」