セカイメニュー(札幌市北区)は、日本語を知らない外国人客でも簡単に料理を注文できる飲食店向けサービス「セカイメニュー」をこのほど本格開始した。客がテーブルやメニューについたQRコードを手持ちのスマートフォン(高機能携帯電話)で読み取ると、母国語で画面にメニューを表示。食べたい料理を選ぶと注文までできる。言葉の壁を感じることなく注文できるため、同社では言語対応の手間やコストを省き、集客力を向上させたい飲食店のニーズが見込めるとみている。
セカイメニューでは、利用者は事前にアプリをダウンロードする必要がなく、無料で利用できる。一方、飲食店側は初期設定費用の3万円に加えて、QRコード1つにつき年間1万円が必要。日本語のほか、英語や韓国語、タイ語、簡体中国語、繁体中国語に対応する。
同社ではこのほか、飲食店が自ら設定する代わりに、50品まで料理を登録できるQRコード1つが無料提供されるプランも用意した。
「フジサンケイビジネスアイ」