オランダに本拠地を置く世界有数のエクスプレス・サービス・プロバイダ、TNT Express N.V.(本社:オランダ・アムステルダム、CEO:テックス・ガニング)の日本法人、ティエヌティエクスプレス株式会社(TNT ジャパン;本社:東京・有明、代表取締役社長:小平 忠)では、6月と8月に各1台、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社のレースカー、NISSAN GT-R NISMO GT3を英国から同社の本社がある神奈川県横浜市鶴見区まで輸送いたしました。
ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(通称ニスモ)は、日本を代表する大手自動車会社、日産自動車のグループ会社として、モータースポーツ及び市販車用の自動車部品の開発・設計・販売などを行なっています。国内外を問わずカーレースに参戦しており、本社ショールームでは歴代のレースカーの展示も行われています。今回、同社の依頼により、英国のモータースポーツ会社JRモータースポーツ(JR Motorsports Limited)においてニスモの監修のもと組み立てられたレースカーを、TNTのコーディネートで日本へ輸送することとなりました。
レースカーは、英国中部にあるJRモータースポーツのダベントリー工場から陸路で、ロンドン・ヒースロー空港を経由しルクセンブルク空港へ輸送。ルクセンブルグ空港から日本へ空輸し、成田空港にて通関を経るとともに、レースカー専用の運搬車両へ積み替えて、TNTジャパンの社員が同行する中、最終目的地であるニスモ本社に到着しました。レースカーは大型ながら衝撃に細心の注意を要し、輸送中のバンパー破損などの事例も珍しくありませんが、今回は予定通り、またダメージもなく輸送を完了しました。
TNTでは、2010年9月に北海道・札幌市で開催されたラリー大会向けにラリーカー11台を、欧州ハブのベルギー・リエージュから新千歳空港まで空輸した実績があり、今回の輸送でもその経験とノウハウが活かされています。また、今年5月にはジャイアントパンダ2頭をスペインから中国に輸送するなど、TNTでは顧客のニーズおよび対象貨物の特性に最適化されたスペシャルサービスを提供しています。