高等専門学生にIT企業が称賛 ― 都内で合同インターン開催

高専ベンチャー

投稿日:2013年9月3日

サービス分野: [ 教育・人材 ]

「同年齢の大学生と比べても明らかに期待以上――」と語るのは、都内IT企業の人事担当者たちだ。彼らは8月25日から31日までの7日間、東京都内で開催された「高専生合同インターン2013」に参加した。
このインターン、学生側の参加者は高専生、すなわち高等専門学校の学生たちだ。高専は18歳人口で1%に満たない少数の学生を抱える教育機関だが、「中学を卒業しエンジニアの道を極めると決め、のびのびとした環境のなかで豊かに育っている人材」(同担当者)といわれている。


8月25日、全国に点在する12の高専から選抜された18人の高専生と、さくらインターネット株式会社やクルーズ株式会社など、都内のIT企業6社が集まった。
会場ではさっそく高専生のプレゼンテーションが始まり、参加企業への研究発表を行った。この発表は、参加者が事前にチームに分かれて1か月あまりをかけてやりとりし、事前に出題された課題研究を発表をするというものだ。
これには全国の高専生と複数の企業が互いに接点を持つ機会を増やすねらいがある。

そのあとの1週間では、高専生は企業にて実際のプロジェクトに関わるなどして実習を行う。さくらインターネット株式会社では、自作サーバーの構築の実習を行った。
クルーズ株式会社やジープラ株式会社などでは、本科4年生の高専生が専門分野の情報科学の知識を生かし、はじめて学ぶゲーム開発ツールを使用して、新作のオリジナルゲームを開発しエンジニア社員を驚かせた場面もあった。
インターンを受け入れた6企業の人事採用担当は「もっと自分たちが優秀であることに自信をもってほしい」などと口を揃えた。

高専生だけを集めたこのインターン、高専ベンチャー(=東京都新宿区)が主催して行っている。
代表の弦本卓也(26)は「高専は全国42都道府県に57校が設置されているが、物理的に距離があることで、それぞれの高専に情報や交流が不足していることが課題」であるという。弦本は特に、情報科学を専攻する学生と実際の就職の間にギャップがあることに注目した。
そこで「高専生の可能性をもっと世の中に!」をミッションに掲げ、全国の高専生に「外に飛び出す=ベンチャー精神を発揮する」ことを促し、将来の進路や学習の選択肢や情報を提供する活動を続けている。
毎回、地方の高専生が参加しやすいよう遠距離間の交通費や滞在費を全額支給しているのもこのためだ。

2012年夏からは1泊2日で8社の企業を訪問する「高専生企業訪問ツアー」や、遠距離にいる他高専の学生たちと長期間のチーム開発をおこなう「リモート開発コンテスト」などを実施してきた。
今後も規模や回数を拡大していきながら、多くの学生に情報を提供していくという。

「今回のインターンでは18名の参加枠に対して応募者数が50名を超えたため3倍近い倍率となってしまった。まだまだ学生たちに挑戦を促し、成長の機会を与えていきたい」という。

全国から飛び出す、若きエンジニアの今後の活躍が楽しみである。

■高専生合同インターン2013
詳細URL:http://www.kosen-venture.com/events/intern13
イベント期間:2013年8月25日(日)〜31日(土)
学生:全国の高専生(在籍・専攻不問) 20名
企業:都内のIT企業 6社

■関係企業・団体
 参加企業:さくらインターネット株式会社、クルーズ株式会社、株式会社オプティム、ランサーズ株式会社、ミラクルリナックス株式会社、ジープラ株式会社
 協賛:モバイルコンピューティング推進コンソーシアム、合同会社インノーバント、株式会社ドットライン、Hatch Cowork+KIDs

お問い合わせ先

■高専ベンチャー http://www.kosen-venture.com
高専ベンチャーは「高専生の可能性をもっと世の中に!」をミッションに活動しています。
代表:弦本 卓也(つるもと たくや)
電話:080-3252-4939
連絡先:ml@kosen-venture.com
所在地:〒169-0074 東京都新宿区北新宿3-24-14

 
キーワードからプレスリリースを検索する
タイプからプレスリリースを検索する
SPECIAL CONTENTS 新聞社が教える
プレスリリースの書き方

記者はどのような視点でプレスリリースに目を通し、新聞に掲載するまでに至るのでしょうか? 新聞社の目線で、プレスリリースの書き方をお教えします。

キーワードから新聞掲載情報を検索する