TNT Koreaは、韓国食品医薬品安全庁(KFDA)よりKGSP(Korea Good Supplying Practice、韓国における医薬品の供給および品質管理に関する実践規範)認証を取得した、業界初のロジスティック・サービス・プロバイダとなりました。
2002年に導入されたKGSP認証制度は、KFDAが所管する、医薬品と医療機器の取り扱いおよび配送プロセスを規制するためのものです。この制度は、医薬品等が配送中に損傷・劣化するのを防ぐことで、エンドユーザーの下に安全に届けられることを目指すものです。韓国では今年3月より、官庁による厳格な規制を遵守するために、ソウルにあるTNTヘルスケア・センターのインフラの改築・拡張が実施されています。このような状況の中、TNT Koreaはグローバル・インテグレータの中で初めてKFDAから本認証を取得しました。
TNTのアジア太平洋地域・ヘルスケアインダストリ担当ディレクター、
ニ・シェン・ジエ(Ni Sheng Jie)のコメント:
「韓国は当社にとって、シンガポールと日本に続いて、医薬品と医療技術機器の配送、特にハイエンドの低温流通サービスに関する地域認証を受けた、アジア太平洋地域で3番目の国となります。今回の認証取得は、ヘルスケア分野に特化した配送センターのネットワーク強化の一環で、アジアにおける統合型ヘルスケア・サプライチェーンのリーディング・プロバイダとして、TNTの地位をより強固なものとします。」
TNT Koreaのゼネラル・マネージャー、キム・ジョンチョル(Kim Jong Chul)のコメント:
「韓国では、経済の新しい推進力として、バイオロジー分野が注目されています。当社はこれまで、ヘルスケア業界における長年の経験から、顧客のニーズをすばやく特定して対応することで、顧客向けにカスタマイズされた特別なサービスを提供してきました。今回KFDAから認証を取得したことで、生物学的医薬品、ワクチン、注射、温度・湿度管理の下取り扱いに注意を要するその他の通常医薬品に関する、当社のロジスティックおよびサプライチェーン・サービスの強化に向けて、さらなる前進を遂げることになります。」
TNTのアジア太平洋地域担当マネージング・ディレクター、マイケル・ドレイク(Michael Drake)のコメント:
「このような信用を勝ち得たことは、急速に成長するヘルスケア分野における当社の価値提案力を高め、顧客の“ファースト・チョイス”としてさらなる競争力をもたらします。そして、アジア太平洋地域のロジスティック・サービス・プロバイダの中で最高評価を得るという道のりを、引き続き歩むことができます。」
日本では、2009年10月東京・新木場に、JGSP(日本版の医薬品の供給および品質管理に関する実践規範)に準拠したライフサイエンスセンターを開設するなど、業界でいち早くヘルスケア分野向けに最高水準のサービスを提供しています。