気仙沼、現地採用スタッフの復興にかける想い

サービス分野: [ その他(東日本大震災) ]

気仙沼、現地採用スタッフの復興にかける想い

現地採用スタッフの復興にかける想い - SVA気仙沼事務所、笠原一城スタッフインタビュー

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(会長 若林恭英/所在地 東京都新宿区/以下SVA)は、宮城県気仙沼市に現地事務所を開設し、地域の方々に寄り添い、復興のお手伝いをしています。

SVA気仙沼事務所の笠原スタッフが経験したこと、そして復興にかける思いをお伝えします。

■ 震災のその日

3月11日は気仙沼港近くの水産会社で勤務中でした。地震発生時は柱につかまり立っているのがやっとで、正直もう駄目かもしれないと思うほど長くて強い揺れでした。避難指示が発令し会社を出ると、電柱は斜めに倒れ道路は大渋滞、茶色い砂埃が街全体を包んでいました。強い余震が何度も発生し、時折女性の悲鳴が聞こえていました。

「津波が来るから高い所へ逃げろ!」と誰かの叫び声が聞こえ、そのまま気仙沼小学校のある高台へ避難。避難途中、気仙沼港に巨大な渦が巻いていることに気づき、これはただ事ではないとさらに高い所へと移動しました。そこから見た光景は、現実ではない世界の出来事のようでした。黒い水、バキバキバキという聞たことの無い音、電柱によじ登る人、車ごと流される人。多くの人が流されました。恐怖を越えて、死という出来事がすぐ目の前で起きている事態に直面し、自分は生かされているという事を本当に実感しました。

家族と連絡が取れずに過ごしたあの夜は、今までで一番長く、寒い夜でした。幸いにも家族全員が無事で、娘の顔を見た瞬間、足の力が抜け泣き崩れたのを覚えています。

■ SVAとの出会い

自宅は何とか無事でしたが、それからしばらくはいつ来るかわからない地震・津波に備え近所の方々と共同生活を送りました。薪割りや水運び、時には船で沖に出て物資の受け取りをしたり、友人に声をかけ送ってもらった物資を近所の方々に配ったりと出来る限りのことをしていました。

そんなある日の夕食中、聴いていたラジオで、気になったコメントがあり私はボリュームを上げました。全部は聞き取れませんでしたが、「本吉で活動予定のSVA白鳥さん(※気仙沼事務所現地責任者)」の名前だけは覚えていました。その2日後、清凉院避難所本部長から呼び出しがあり、避難所へ行ってみると「この人達と活動してはどうだ?」と偶然にもラジオで聞いた白鳥さんを紹介されました。話をする前に握手を交わし、直感で一緒に活動を共にしてゆくことを決意しました。

■ 復興へかける熱い想い

10年前にサーフィンと出会い、三陸の水の色、景色、波のクオリティーに惚れこんで昨年の10月に仙台から、妻の実家がある気仙沼へ引っ越してきました。震災で職を失いましたが、ご縁で6月21日よりSVA気仙沼事務所スタッフとして採用されました。

今後、私のように引っ越してきて、こちらで生活する人を呼び込むにはどのような形で復興していけばいいのかを常に考え、子育てしやすく、自然と共存した地域に復興したいと思います。また震災・津波を経験し、本当に大切な物は何か、1人1人の意識転換が必要だと感じています。今後、地元の方々と協力し、SVAの力を借りて、気仙沼の復興へ向けて頑張ります。

■プロフィール■
名前:笠原一城 (かさはら かずき) 32歳  
出身:今回の地震で最大震度を記録した宮城県栗原市
家族:同い年の妻と3歳になる娘、そして10月には新しい家族が誕生します

■ 報告会のお知らせ
~よりそうまちづくり復興プロジェクト気仙沼+いわてを走る移動図書館プロジェクト~

10月12日19時から銀座3丁目の文祥堂イベントホールにて、笠原スタッフが宮城の今を伝える報告会を行います。

震災から半年が過ぎ、被災地は少しずつ復興に向けて歩み始めています。しかし、被災された方々の個々の生活の再建には、まだまだ道のりは遠く、継続的な支援と地元の方々との協働が大切になってきます。

緊急救援から復興のフェーズに移る中で見えた現地の様子、人々の思い、そしてSVAの活動についてお伝えします。取材もお受けしております。

◇日時
2011年10月12日(水)15:00--20:30
15:00--    
パネル展、気仙沼で作られた商品販売、
「みんなで作る移動図書館プロジェクト」

19:00--20:30 スタッフによる報告会

◇場所
文祥堂イベントホール 
東京都中央区銀座3-4-12 2F(アップルストアの真裏です)
http://www.bunshodo.co.jp/company/map.html

◇参加費
無料(チャリティなので寄付をお願いします)

◇お申し込み
報告会のみお申し込みが必要です。

▽報告会参加申し込みページ↓
https://business.form-mailer.jp/fms/87d99e739013

■ 「みんなで作る移動図書館プロジェクト」--これが私の、いわてへのメッセージ
本をプレゼントしてください - 会場で集めています。

当日会場には、空の本棚をおいています。みなさん、本を持ってきて、空っぽの移動図書館を本でうめてください!

大好きな本、ちょっとはげまされた本、ためになった本・・・そんな思いがいっぱい詰まった本。その本を一冊買って、プレゼントしてくれませんか。大好きな本は自分のそばに、そしてもう一冊がいわてに・・・。

思いをつなぐ、本でつなぐ。それが「みんなで作る移動図書館プロジェクト」です。

一冊以上も大歓迎です。岩手にもきれいな本を届けたいので、新しい本をお贈りください。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

お問い合わせ先

■本件に関するお問い合わせ先
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)
〒160-0015 東京都新宿区大京町31 慈母会館2、3階
Tel:03-6457-4586
FAX:03-5360-1220
E-mail:pr@sva.or.jp 
担当:鎌倉
http://www.sva.or.jp/

 
キーワードからプレスリリースを検索する
タイプからプレスリリースを検索する
SPECIAL CONTENTS 新聞社が教える
プレスリリースの書き方

記者はどのような視点でプレスリリースに目を通し、新聞に掲載するまでに至るのでしょうか? 新聞社の目線で、プレスリリースの書き方をお教えします。

キーワードから新聞掲載情報を検索する