デジタル映像配信向けENENSYS社「ASIIPGuard」の販売を開始
今回販売を開始した「ASIIPGuard」は、1筐体でDVB-ASIおよびIP入力の映像信号インターフェースを意識することなく、装置または伝送回路をスイッチングさせることを可能にした製品です。
■新製品概要
従来のデジタル映像インターフェースDVB-ASIで送出された映像信号だけでなく、入力・出力双方にそれぞれDVB-ASI、IPのインターフェースを持っているため、その変換に柔軟に対応します。さらに、入力を2系統接続することで、入力信号のエラーを検知してもう一方へ無瞬断(シームレス)に切り替えることができます。また、本製品によって余分な装置投資費用を抑えたいといったニーズにも応えます。
■特長
・最大6スイッチングモジュールを搭載可能
・DVB-ASI-IP間スイッチング
・2:1もしくは3:1でのオートマチックスイッチング
・ProMPEG CoP#3(※2)対応
・ETR290(※3)に基づいた信号エラー検知
・Full SNMP v2(※4)をサポート
・柔軟なスイッチトリガー(※5)の設定
・リアルタイムモニタリング機能
・簡単なGUI操作
[注釈]
※1 DVB-ASI:DVB (Digital Video Broadcast) によって定義された送信規格。ケーブル、衛星、または地上波放送設備内のビデオ配信装置の接続に使用。
※2 ProMPEG CoP#3:データの送受信時の誤り訂正記述(FEC)により映像データの損失を避けるためのMPEG規格(映像データの圧縮方式の一つ)に定められた訂正方式。
※3 ETR290:MPEG規格で定められたTS(MPEG-2のデータ格納、送受信するためのデータ形式の一つ)エラー監視指標。
※4 Full SNMP v2:TCP/IPネットワークにおいて、ルータやコンピュータ、端末などの機器をネットワーク経由で監視・制御するためのプロトコル。
※5 スイッチトリガー:スイッチングが働く際に、どのエラーや条件によって切り替わりが発生するかの基準。
■今後の展開
長年の放送・映像配信業界への納入実績を活かし、デジタル映像配信の伝送路の強靭化や柔軟性を提供するため、「ASIIPGuard」を放送・映像配信業界を中心に拡販していきます。
■販売見込み:
初年度:2千万円
次年度:4千万円
【Enensys Technologies社について】
2004年に設立し、2006年2月に株式公開した急成長しているデジタル放送関連機器メーカーです。フランス レンヌ郡に本社を構え、デジタルTV・IP映像伝送・計測器といった市場に革新的でプロフェッショナルな製品を提供する企業で、世界50カ国200社を超える顧客(Broadcast/Network関連及びテレコム関連、受信端末関連等)に使用されています。
所在地 : 6 rue de la Carriere – CS37734 35577 Cesson-Sevigne cedex France
資本金 : 520,832ユーロ
代表者 : Régis LE ROUX
事業内容 :・デジタル映像配信製品開発
・デジタル映像信号アナライザー、テストシステム製品開発
URL : http://www.enensys.com/
【株式会社理経について】
株式会社理経は1957年設立のIT及びエレクトロニクス業界のソリューションベンダーです。高感度なアンテナを世界に張り巡らせながら、世界有数のメーカーや提携先一社一社と紡いできた信頼のネットワークを糧に、システムソリューション、ネットワークソリューション、電子部品及び機器の分野で世界の最先端技術・先進的な製品を核とした多彩なソリューションを提供しています。
所在地 : 〒163-0535 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル
資本金 : 34億2,691万円(2014年3月末日現在)
代表者 : 代表取締役社長 黒田 哲夫
事業内容 :・システムソリューション
・ネットワークソリューション
・電子部品および機器
URL : http://www.rikei.co.jp
※記載されている製品名、社名は、各社の商標または登録商標です。
株式会社理経のプレスリリース