弥生株式会社による当社株式の取得(グループ会社化)に関するおしらせ
-スモールビジネス向け与信管理サービスを提供し、FinTechサービスの機能強化を目指す-
AI与信管理サービス「アラームボックス」を提供するアラームボックス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:武田浩和、以下「アラームボックス」)は、弥生株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:武藤健一郎、以下「弥生」)による当社発行済株式の過半数の取得により、弥生のグループ会社となったことをお知らせします。
アラームボックスは、2016年に創業し、「すべての企業取引に安心を」という理念のもと、AIを活用した与信管理クラウドサービス「アラームボックス」を開発・運営しています。新規取引時の与信判断から継続的なモニタリング、売掛保証まで一括して行うことができるため与信管理DXを実現します。
弥生は、「中小企業を元気にすることで、日本の好循環をつくる。」をミッションに、スモールビジネスの事業経営や業務効率化を推進するサービスを開発・運営しています。累計登録ユーザー数350万を突破した業務ソフトウエア「弥生シリーズ」のほか、スモールビジネスの資金繰り改善を支援するFinTechサービスを提供しています。
また、同社は以前より会計データを活用した与信モデルの開発・提供に取り組んでいます。開発した与信モデルは銀行向けにLaaS提供するなど成果を見せていたものの、中小企業の与信評価においては「中小企業が財務データを公開していない」「リアルタイムな会計データがない」などといった理由から不十分な点がありました。
今回、アラームボックスの保有する「中小企業の与信評価ができるデータベース」という独自の強みを、弥生の定量データからの分析と掛け合わせることで、シナジーを生み出せると考え、今回のグループ化に至りました。
今後は、アラームボックスの技術やノウハウを生かし、スモールビジネス向けサービスのOEM開発や、新規プロダクトの共同開発などを予定しています。さらに、弥生の持つ定量データの分析力とアラームボックスの持つ定性データの分析力を掛け合わせることで、より高精度なAI与信モデルの構築を目指します。
また、今回のグループ会社化により、弥生は自社で与信力を強化することとなり、FinTechサービスの幅広いユーザーへの提供や利用可能額の増大、弥生を通じた売掛保証や与信レポートなどのサービス提供の可能性が広がりました。
取引先の倒産や支払い遅延といった事象は、スモールビジネスの経営に大きな影響を与えます。そのような事態を未然に防ぎ、健全な資金繰りと安心して経営に専念できる環境を作ることで、スモールビジネスの挑戦を支援します。
弥生は、これまで蓄積したさまざまなデータを活用し、AIをはじめとしたテクノロジーと掛け合わせることで、半歩先を見据えた価値提供で中小企業の道筋を照らす存在を目指します。今後は、両者のノウハウを生かして日本のスモールビジネスを支え続け、日本の経済全体の活力向上に貢献していきます。
なお、アラームボックスが提供しているサービスは、引き続きこれまでと変わらずご利用いただけます。
◆両社からのコメント
〈弥生株式会社 代表取締役 社長執行役員:武藤健一郎〉
アラームボックスが私たちチーム弥生の一員としてジョインすることを心より歓迎いたします。
今回の連携により、弥生の提供するFinTechサービスはさらに強化され、お客さまに提供することのできる価値が飛躍的に広がると確信しています。アラームボックスがこれまで積み上げてきた強いチームと文化によって開発された技術とステークホルダーとの信頼関係を基に、私たちのサービスと掛け合わせることで、スモールビジネスの皆さまにさらなる価値と体験をお届けします。
〈アラームボックス株式会社 代表取締役社長:武田 浩和〉
このたび、弥生との取組みが実現したことを大変光栄に思います。当社の企業理念である「すべての企業取引に安心を」の実現に向けて、弥生と連携することで、もっと多くの顧客に、もっと多くの取引で、もっと多くの安心を提供できるように、尽力してまいります。
また今回、創業期からご支援いただいたすべての既存株主様に投資価額を上回るエグジット機会の提供ができ、次のステージに向けて挑戦できることに感謝するとともに、非常に嬉しく思います。
今後は、まずは弥生との事業シナジーの創出に専念し、事業の拡大を目指します。
◆弥生株式会社 会社概要
弥生は「中小企業を元気にすることで、日本の好循環をつくる。」というミッションを掲げ、バックオフィス業務を支援するソフトウエア「弥生シリーズ」の開発・販売・サポートする企業です。「弥生シリーズ」は登録ユーザー数 350万を超え、多くのお客さまにご利用いただいています。
弥生の強みであるお客さまとのネットワーク、蓄積された膨大なデータ、業界最大規模のカスタマーサービスセンター、パートナーとのリレーションシップを、AIをはじめとしたテクノロジーと掛け合わせることで、中小企業の皆さまがありたい姿へ進むことを支援してまいります。
代表者:代表取締役 社長執行役員 兼 最高経営責任者(CEO) 武藤 健一郎
創業:1978年
従業員数:937名(2024年9月現在)
事業内容:業務ソフトウエアおよび関連サービスの開発・販売・サポート
本社所在地:東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX21F
URL:
https://www.yayoi-kk.co.jp
◆アラームボックス株式会社 会社概要
代表者:代表取締役社長 武田 浩和
所在地:東京都新宿区市谷本村町3-22
設立 :2016年6月
資本金:340,200千円
事業内容:与信調査サービス、売掛保証サービス、事業用物件専門の家賃保証
企業サイト:
https://alarmbox.co.jp
サービスサイト:
https://alarmbox.jp
◆AI与信管理クラウドサービス「アラームボックス」について
AI与信管理クラウドサービス「アラームボックス」(
https://alarmbox.jp )は、スマートフォンやPCから取引先を登録しておくだけで、取引先のリスクや状況変化を自動で知らせてくれるクラウドサービスです。収集・判断の難しいネット上の情報を、与信への影響度を診断したうえでお届けするため、インターネット上の情報を活用した「高精度」な与信管理を、「カンタン」に、「低価格」で導入できます。それにより、取引先の情報収集に関わる業務負荷を大幅に削減し、信用状況の変化をいち早くキャッチして、リスクに迅速に対応できます。