オランダに本拠地を置く世界有数のエクスプレス・サービス・プロバイダ、TNT Express N.V.(本社:オランダ・アムステルダム、CEO:テックス・ガニング、以下、TNTエクスプレス)は、このたび、ベルギー・リエージュにある同社の主要ハブ、ユーロ・ハブの効率性と生産性を高めるため、数千万ユーロを投資する予定であることを発表しました。労使協議会との協議で承認されることが条件となる今回の投資により、同ハブの仕分け能力は50%向上し、1,500人の従業員の安全衛生が改善されます。本計画は、オペレーション能力とお客様の満足度を高めるというTNTエクスプレスの戦略的取り組みに含まれるものです。
本計画の一環として、ユーロ・ハブの処理能力を高め、作業を迅速化するために、新しい貨物仕分けシステムを導入します。このシステムの導入は2014年に開始され、2016年に完了する予定です。
7万5,000平方メートルの施設の近代化には、小口貨物 / 書類の自動処理システムと、貨物検査の一施設への集約化が含まれます。最近ではトラックで配送される貨物の量が増えており、これらの貨物をスキャンするための追加のX線機器にも投資します。
今回の投資により、輸出品と緊急貨物の処理時間が短縮され、易損品の取り扱いが改善するなど、お客様にも様々な恩恵がもたらされます。オペレーションに関しては、障害の解消、増大する取り扱い貨物への対応、貨物あたりのコストの削減を見込んでいます。
毎晩、約40機の貨物輸送機と125台の配送トラックが、リエージュに集結します。ユーロ・ハブは1998年以来、TNTエクスプレスの欧州における主要なエア・ハブで、オランダのダイフェンに本社を置く同社の欧州ロードネットワークに緊密に接続しています。
TNTエクスプレスは、欧州域内においてロードを介して数百の拠点、エアーを介して65の拠点と接続しており、距離と緊急性が求められるときには、業界をリードする同社の欧州ロードネットワークを補完するためにエア・サービスを利用しています。
(写真はリエージュにあるTNTのユーロ・ハブ)