日本ニュービジネス協議会連合会(東京都港区)は、リスクマネーの還流を梃子にし企業買収や売却、事業提携、新事業創出のうねりを惹起することによって日本経済の活性化、雇用創出に貢献することを目的に、アントレプレナーシップを持った大企業、ベンチャー、ベンチャーキャピタルなどの関係者一同を集めたOpen Innovation Network 『Connect!』を六本木アカデミーヒルズ(東京都港区)で開催した。開催当日は300人が参加した。
第一部は、ジョン・V・ルース駐日米国大使が「イノベーション・起業・雇用創出」を中心に講演。米アップルコンピュータ創業者のスティーブ・ジョブズ氏の"Dreaming big, taking risks, and not being afraid to fail."を引き合いに出しながら、日本でもアントレプレナーシップを評価するカルチャーを醸成し、世界を変える意気込みを持ってほしい―とメッセージを送った。
第二部は、青山学院大学教授、早稲田大学客員教授の長谷川博和氏がコーディネーターになり、リクルートの出木場久征氏、 KDDIの川井祐弥氏、セールスフォース・ドットコムの倉林陽氏をパネリストとして、「オープンイノベーションのダイナミズム;日米の成功事例から学ぶ」と題したパネルディスカッションを行った。大企業とベンチャー企業の連携のあり方について、先駆的事例と今後の可能性について活発な議論が行われた。
第三部は、ベンチャー企業の事業紹介で、Terra Motors の徳重徹氏、ブランドダイアログの稲葉雄一氏、ユーグレナの出雲充氏が登場した。その後も懇親会を通じて、多種多様な企業が活発に意見交換を行い、盛り上がった。
今後も『Connect!』の活動をFacebookなども活用しながら継続していく予定だ。
「フジサンケイビジネスアイ」