報道関係者各位
2015年1月6日
ベストチーム・オブ・ザ・イヤー実行委員会
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新成人400人に聞く「理想の働き方調査」
新成人が理想とする働き方、2年連続で
「プライベート重視」で「地元」志向
理想の社会人トップ10 1位は「父親」
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<プレスリリースURL>
http://team-work.jp/press/age20report.html
その年の「ベストチーム」を表彰し、日本のチームワークの向上と促進を提案
するベストチーム・オブ・ザ・イヤー実行委員会(委員長:齋藤孝、以下:実
行委員会)は、若者のチームワークに関する調査の第15回目として、今年の新
成人400人に「将来の働き方」に関する調査を行いました。
[調査概要]
◆調査対象:2015年の新成人[1994年(平成6年)4月2日から1995年(平成7
年)4月1日生まれ]男女200名ずつ 計400名
◆調査期間:2013年12月16日(火)~17日(水)
◆調査方法:インターネット調査
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新成人の理想の社会人1位は「父親」、2位は「両親」
著名人では2年連続「イチロー」がトップ
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理想の社会人像を聞いた自由回答の質問では、「父親」と回答した人が最も多
く、続いて「両親」、「先生」(幼小中高大、塾習い事等問わず)、「先輩」
(学校、バイト・勤務先等問わず)、「イチロー」の順となりました【図1】。
1位から6位までは、昨年同様、親や先生、先輩が占めており、身近な存在が20
歳までに大きな影響を与える傾向があることが分かります。
また、名が挙がった著名人は、「イチロー」「松岡修造」「スティーブ・ジョ
ブズ」「櫻井翔」となり、「イチロー」に関しては昨年も5位で、2年連続で
「新成人が憧れる著名人」となりました。
【図1】
http://team-work.jp/press/risou1.jpg
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新成人の働き方の傾向は、「プライベート重視」で「地元志向」
昨年調査よりもその志向が若干高い傾向に
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どんな働き方をしたいかを聞いた選択式の質問では、75.4%の人が「プライベ
ート重視で働きたい」と回答しました。「バリバリ働きたい」人は19.7%、
「働きたくない」人は4.9%という結果になりました【図2】。昨年同様の質問
をした調査と比較すると、より「プライベート重視」の志向が高まっている傾
向がみえます【図2-1】。
【図2】
http://team-work.jp/press/1.jpg
【図2-1】
http://team-work.jp/press/2-t.jpg
また、働きたい地域を聞いた質問では、「地元で」と答えた人が一番多く、
42.9%となりました。次に「東京で」30.4%、「東京、大阪、地元以外の国内
のどこかで」が14.3%となり、「海外で」と答えた人は、4.6%にとどまりま
した【図3】。東京、大阪が地元の人はそれぞれ「東京で」「大阪で」を回答
してもらったため、それを勘案すると「地元で」と答えた人の割合はもう少し
多くなります。
なお、昨年調査と比較すると、より「地元志向」が高まっており、東京大阪を
除く地方で働きたい若者が増加していることがうかがえます【図3-1】。
今年の新成人の傾向も、将来「地元か地方で」「プライベート重視しながら働
きたい」希望が強いことが分かりました。
【図3】
http://team-work.jp/press/3.jpg
【図3-1】
http://team-work.jp/press/4.jpg
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働きたい組織では「大企業で働きたい」がトップに
一定人気の「公務員」
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どんな組織で働きたいかを尋ねた質問では、「大企業で」と答えた人が一番多
くなりました。次点では、「中小企業で」「公務員として」が続いています
【図4】。昨年は、「中小企業で働きたい」がトップでした【図4-1】。昨年と
比べて「外資系企業」や「フリーランス」のポイントも上がっています。「そ
の他」には、病院、政治家、博物館、職人、まだわからないなどといった回答
がありました。
【図4】
http://team-work.jp/press/5.jpg
【図4-1】
http://team-work.jp/press/6.jpg
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100万円あったら「貯金する」か「親にプレゼント」
「使うより貯める」堅実な若者の傾向が顕著に
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お金への価値観の確認として、現在100万円あったら何に使うかを尋ねました
(複数回答)【図5】。「貯金」と答えた人が約8割ともっとも多く、次いで
「親にプレゼント」「買い物」と続きました。「その他」には、親以外への親
族(祖父母、兄弟など)へのプレゼント、ローン返済などがあがっていました。
【図5】
http://team-work.jp/press/7.jpg
■まとめ
今回の調査は昨年調査に引き続き、今後社会を担う新成人が「働く」ことにつ
いてどう思っているか確認しました。
両親やこれまで出会った先生や先輩など、身近な人の影響を受けた新成人は、
プライベートを重視しながら大企業、または地元の企業で働きたいと考えてい
る人が多いことが分かりました。
前回の調査と大きく違う点は、理想の社会人1位が昨年は「母親」であったの
に対し、今年は「父親」であった点、働きたい組織1位が、中小企業から大企
業となった点の2点で、あとは前年と大きく変わらず、よりプライベートと地
元志向が強まったといえます。
また、お金については今年新たに聞いた質問でしたが、「貯金」との回答が約
8割という割合は高めであり、使うより貯める志向が強いと思われます。
職場において世代を越えたチームを組むにあたり、各世代の傾向を掴むことは、
チーム内のコミュニケーションを円滑にする上でも必要な知識ともなり得ます。
実行委員会では、チームやチームワークを考える調査の一環として、世代別の
調査も引き続き行い、発信してまいります。
■ベストチーム・オブ・ザ・イヤー実行委員会
http://team-work.jp/
チームワークは団結・協力といった精神的なイメージを持たれやすいですが、
各メンバーの個性、スキル、能力が目標に向かって発揮されて成果がでるもの
です。その認知向上と理解促進のため、2008年より活動をしています。
その年に最もチームワークを発揮し、顕著な実績を残したチームを、毎年「い
いチーム(11/26)の日」に表彰するアワードの開催をはじめ、「チーム」や
「チームワーク」に関する情報を発信しています。 これまでの最優秀賞には、
小惑星探査機「はやぶさ」プロジェクトチーム(2010年)や京速コンピュー
ター「京」開発チーム(2011年)、東武タワースカイツリー株式会社東京スカ
イツリー運営チーム(2012年)、2020年東京オリンピック・パラリンピック招
致委員会(2013年)、「妖怪ウォッチ」プロジェクトチーム(2014年)が受賞
しています。
※「いいチームの日(11/26)」は、日本記念日協会認定の記念日です。
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