サイボウズ株式会社

■「仕事の引き継ぎ」調査―成功のポイントは文書より「人間関係」

#エンターテイメント

報道関係者各位

2014年3月6日
ベストチーム・オブ・ザ・イヤー実行委員会
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓


   ビジネスパーソン400人に聞く「仕事の引き継ぎに関する調査」
           
            引き継ぎの成功要因は      
          文書化より「チームの協力関係」
  
    3月は引き継ぎの季節。備えておきたい時間は「2週間」


┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
<プレスリリースURL>
http://team-work.jp/press/2740.html

その年の「ベストチーム」を表彰し、日本のチームワークの向上と促進を
提案するベストチーム・オブ・ザ・イヤー実行委員会(委員長:齋藤孝:
明治大学教授、以下:実行委員会)は、若者のチームワークに関する調査の
第9弾として、24~35歳のビジネスパーソン400人に「仕事の引き継ぎ」に
関する調査を行いました。

昨年に引き続いて実施した同調査において、今回はチームの状態と仕事の
引き継ぎに焦点を当てました。その結果、引き継ぎがスムーズだった人の
7割以上は、チームの人間関係が「円滑である」、スムーズでなかった人の
6割は「円滑ではない」と答えており、所属するチームの状態(人間関係
や目標設定の有無等)が仕事の引き継ぎに影響を与えていることが明らか
になりました。

http://bit.ly/1fZxEP7

[調査概要]
◆調査対象:全国24歳~35歳の社会人男女400名 
◆調査期間:2014年2月17日(月)~18日(火)
◆調査方法:インターネット調査

■引き継ぎ期間は「2週間以内」が約7割
 不満が多いのは「1週間以内」の引き継ぎ

引き継ぎの期間を尋ねた質問では、「1週間以内」との回答が最も多く
なりました【図1】。ただし、引き継ぎをスムーズに行えた人とそうで
なかった人の期間には差異が見られ、引き継ぎをスムーズに終えた人は
「2週間以内」と答えた人が最も多かったのに対し、引き継ぎがスムーズ
でなかった人の6割は「1週間以内」またはそれ以下の期間の回答となり
ました。

【図1】 引き継ぎの期間
http://bit.ly/1mUjRyp

■引き継ぎは、“チームの人間関係”が浮き彫りに
 引き継ぐ人や周囲の協力の有無が明暗を分ける

引き継ぎがスムーズだった人と、スムーズでなかった人にそれぞれ理由を
尋ねた質問では、スムーズだった人が「メンバーの支援」や「誰が抜けても
支障が無いよう常に情報共有していたため」といった、チームメンバーの
協力や普段からの仕組みを回答した人が多い一方、スムーズでなかった人は
「時間が無かった」「離任直前に担当になった」「上司のフォローがなかっ
た」といった回答が上位に上がりました【図2】。

【図2】 引き継ぎの成功/失敗理由
http://bit.ly/MMxXkD
http://bit.ly/Nuw1hP

また、引き継ぎがスムーズだった人の7割以上は「チームの人間関係に満足
している」と答えており、スムーズでなかった人の6割は「チームの人間
関係に満足していない」と答えていました【図3】。

【図3】 引き継ぎとチームの人間関係
http://bit.ly/1fZxEP7

なお、チームの特徴として「目標が明確」で「一人ひとりの役割分担が
明確」なチームほど、引き継ぎに成功している傾向が明確にあらわれました
【図4】。

【図4】 引き継ぎとチームの状態
http://bit.ly/1jQyluw
http://bit.ly/1naDfUA

■引き継ぎで一番大切なものは「引き継ぐ人との時間の確保」
 マニュアルや文書化より重要な要素が明確に

引き継ぎにおいて”一番大切なもの”を尋ねた質問では、49.1%の人が
「引き継ぐ人との十分な時間の確保」と回答しました。次いで「わかりやす
い文書」「現在の仕事と引き継ぐ仕事とのバランス」と続いています
【図5】。

引き継ぎに関して思うことを聞いた自由回答では、文書やマニュアルに対
するコメントについては一定数あるものの、チームや部内のコミュニケー
ションにおけるコメントも多く、特に、引き継ぎがスムーズでなかった人
ほど、チームやコミュニケーションに関するコメントが多く見られました
【表1】。

【図5】 引き継ぎに一番必要なもの
http://bit.ly/1naDjng

【表1】 引き継ぎに関する自由回答(例)
http://bit.ly/1fZy3kp

■まとめ

昨年の調査では「誰が読んでも分かる業務マニュアル」の必要性が明確に表
れましたが、今回の調査では、文書やマニュアルについての必要性は変わら
ずあるものの、それに加えて、実際の引き継ぎには、日ごろからの情報共有
や人間関係といったチームの体制や協力関係も大きく影響することが分かり
ました。

当調査では、当初、外資系企業と国内資企業で引き継ぎに関する差異が発生
すると仮定し比較を試みましたが、引き継ぎ期間を含め、あらゆる設問にお
いて大きな差異は見られませんでした。

また、「チーム」とは、「目標が明確」で「一人ひとりの役割分担が明確」
かつ「他チームとの境界が明瞭(役割が重複しない)」組織体のことを指し
ますが、まさにこれらの定義を満たしているチームほど引き継ぎに成功して
いることも明らかになりました。

チームワークの重要性は様々なところで言われますが、ビジネスパーソンに
身近な「仕事の引き継ぎ」の場面においてもその重要性が浮き彫りになった
と言えます。

実行委員会では、今後もチームワークに関する調査を行い、発信してまいり
ます。

■ベストチーム・オブ・ザ・イヤー実行委員会 http://team-work.jp/ 

職場での「チームワーク」向上を目的に2008年から活動を開始しました。
毎年「いいチーム(11/26)の日」に、その年に顕著な業績を残した優れた
チームを表彰するアワード「ベストチーム・オブ・ザ・イヤー」を開催して
います。これまでの最優秀賞には、小惑星探査機「はやぶさ」プロジェクト
チーム(2010年)や、京速コンピューター「京」開発チーム(2011年)、
東武タワースカイツリー株式会社東京スカイツリー運営チーム(2012年)、
2020年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会(2013年)が受賞して
います。

※「いいチームの日(11/26)」は、日本記念日協会認定の記念日です。

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■報道関係者からのお問い合わせ先
ベストチーム・オブ・ザ・イヤー実行委員会 事務局 椋田(むくた)
〒112-0004 東京都文京区後楽 1-4-14 後楽森ビル12階
TEL: 03-6316-1160 / FAX: 03-5805-9036 / MAIL: contact@team-work.jp
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【お問い合わせ先】

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ベストチーム・オブ・ザ・イヤー実行委員会 事務局 椋田(むくた)
〒112-0004 東京都文京区後楽 1-4-14 後楽森ビル12階
TEL: 03-6316-1160 / FAX: 03-5805-9036 / MAIL: contact@team-work.jp

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