信金中央金庫と独立行政法人中小企業基盤整備機構は28日、中小企業・小規模事業者への支援に関する包括的な業務提携を結んだ。全国256の信用金庫の主要取引先である中小企業に対し、中小機構が持つ専門的な知見を生かしてもらい、経営支援を拡充するのが狙い。両者は東日本大震災からの復興支援などで個別に協力してきたが、事業承継やITを活用した生産性向上、専門家派遣といった幅広い分野で連携を深める。第1弾として小規模なM&A(企業の合併・買収)の推進に向け、2月から情報交換を活発化させる。3月には外国人活用をテーマとしたセミナーを開く。
フジサンケイビジネスアイ