中小企業基盤整備機構関東本部は12日、中小企業や自治体向けに、訪日外国人富裕層の獲得を目指すインバウンドセミナーの最終回を、東京都千代田区の経団連会館カンファレンスで開催した。同セミナーはシリーズとして10~11月に計4回開いた。
今回のセミナーには、約150人が参加。厳選した日本旅館39軒のコンソーシアム「ザ・リョカンコレクション」代表の福永浩貴氏がまず講演し、地域の魅力発信と旅館の連携が大切なことを強調。
石川県加賀市山中温泉の旅館「かよう亭」代表取締役で北陸観光協会会長の上口昌徳氏が「プライベートジェットで訪日客が訪れる旅館の魅力とは」などのテーマで講演した。
また、長野県白馬村観光局事務局長の福島洋次郎氏は「長野五輪の経験をどう生かしてきたか」「五輪後の需要低減にどう対応したか」などについて講演。参加者が熱心にメモを取る姿が見られた。
中小機構はインバウンド商談会を12月11、12日に経団連会館で開催する。
「フジサンケイビジネスアイ」