中小機構が中小企業の出展を支援する3つの国際展示会が今月、東京・有明の東京ビッグサイトで相次いで開かれる。いずれも海外のバイヤーが多数訪れることで定評がある展示会で、海外販路開拓を目指す中小企業に、きっかけをつかんでもらうのが狙いだ。
まず、16~18日に開かれるアジア最大のエレクトロニクス製造・実装技術展「第42回インターネプコン ジャパン」の中に「Rising innovation~世界へ飛翔~」と題する中小機構ゾーンを設け、公募した中小企業90社の出展を支援する。このうち15社は特設コーナーで自社製品・技術のプレゼンテーションも行う予定だ。
同展には世界20カ国から1830社の出展が予定されており、国内外のエレクトロニクスメーカーなどから専門家が多数来場する。中小機構はこれに先立ち、同ゾーンに関するプレスリリースを中国、香港、台湾の約2300媒体に向けて配信した。
続いて、23~26日開催の「第24回国際宝飾展」に中小機構ゾーン「雅~MIYABI COLLECTION」を設置、30社の出展を支援する。30カ国の1050社が出展する日本最大の宝飾展で、国内の有力小売店はもちろん、海外からも約3000人のバイヤーが訪れて、会場で現金仕入れしていくケースも多いという。
さらに、30日~2月1日の「第12回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議 nano tech2013」内にも中小機構ブースを設け、30社の出展を支援する。いずれの展示会でも、中小機構ブースに英語や中国語などの通訳者を配置し、商談を後押しする予定だ。
国内の国際展示会における中小機構ゾーンへの出展者募集情報などはホームページ(http://www.smrj.go.jp/keiei/kokusai/event/index.html)で確認できる。(独立行政法人中小企業基盤整備機構)
フジサンケイビジネスアイ