国や中小機構をはじめとする公的支援機関の中小企業支援施策は実に多岐にわたる。無料のサービスも多く、活用するとしないとではライバル同士の経営に大きな差が生じてしまう。このためどのような支援メニューがあるのか、日頃からチェックしておきたい。
各機関のホームページを閲覧するのが基本だが、それぞれの機関が多彩なメニューを取りそろえているため、自分にとって必要な情報がどこにあるかを把握するのに手間がかかる。そこで多忙な経営者や経営幹部らにお勧めなのが、無料のメールマガジン「e-中小企業ネットマガジン」だ。
中小企業関連13機関と中小企業庁で構成する「e-中小企業庁&ネットワーク推進協議会」が編集、毎週水曜日に配信している。各機関がえりすぐった最新情報をまとめて送ることからチェックが容易で、大事な情報を見逃すことも避けられる。現在、約7万人に愛読されており、経営者や経営幹部だけでなく、中小企業診断士など経営者を応援する立場の人や金融機関の関係者、それに創業を目指している人たちもいる。
主な内容としては、「巻頭コラム」で元気な中小企業の経営事例が紹介されるほか、「こんにちは!中小企業庁です」では、押さえておくべき支援情報・助成金情報などがコンパクトにまとめられてタイムリーに提供される。
経営に役立つセミナーやイベント情報を案内する「今週のトピックス」、支援機関からのお知らせなど知っておくと便利な情報をまとめた「支援機関ニュース」、さらには「調査・研究レポート」と続く。ちなみに、最新号の「巻頭コラム」では、工業用送風機で国内シェア約6割を誇る中小企業をクローズアップ。「短納期」「多能工化」などトップメーカーに押し上げた秘訣(ひけつ)に迫っている。
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「フジサンケイビジネスアイ」