カナダのアルバータ州政府が日本で技術探索。賞金総額35億円

カナダ・アルバータ州は、2050年までに、温暖化ガスの排出量を大幅に削減することを目標としており、その有効な手段として、「二酸化炭素の回収・再利用技術」に期待しています。温室効果ガスの大部分を占める二酸化炭素を回収する技術はある程度確立されていますが、それを再利用する技術はまだ実用化に至っておりません。たとえば、炭素含有率の高い高付加価値材料に転換する技術、あるいは藻類を使って燃料に転換する技術が経済的かつ大規模に実現できれば、効果的な再利用の可能性が高まると期待しています。
アルバータ州政府は、高度な技術を保有する日本の大学や研究機関、大企業からの提案に期待しており、国内の企業や研究機関と太いつながりを持つナインシグマ社をパートナーとして、技術募集に踏み切りました。
なお、選考は複数のステップに分かれており、ステップごとに、通過した組織には補助金が与えられます。補助金総額として35億円(3,500万ドル)を準備しています。
募集の詳細は以下のリンクでご覧いただけます。
http://www.ninesigma.co.jp/RFP/CCEMC/CCEMC(J).pdf
株式会社ナインシグマ・ジャパンのプレスリリース