ID 管理クラウドサービス基盤を開発
三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社(東京都港区、取締役社長:白井 健治)は、テナントビル入退室管理を始めとするID 管理を、ビルに入居するテナント企業が自らの端末で操作管理できるようにするID 管理のクラウドサービス基盤を開発しました。
「ITpro EXPO 2012」(10 月10 日~12 日 於:東京ビッグサイト)に本サービス基盤を出展します。
<開発の狙い>
テナントビルでは、テナント企業の物理セキュリティー強化のニーズに対応して、入退室管理システムの導入が進んでいます。テナント企業がそれぞれの管理区画において入退室管理システムを導入するためには、ビルまたはテナント企業においてID 管理システムの構築やサーバーの設置工事が必要でした。そこで当社は、テナントの利便性向上を目的にテナント企業管理者が手軽に利用できるID 管理業務のクラウドサービス基盤を開発しました。これによってシステムの導入コストや運用コストを低減できる他、テナント企業の満足度が向上するためビルの付加価値が向上いたします。なお、入退室に関わる機微な情報を扱うため、本基盤では高いセキュリティー技術を採用し安心してご利用いただけるようにいたしました。
<ID 管理クラウドサービスの特長>
1.入居時のシステム構築やID管理システムのサーバーが不要
クラウド技術を利用したサービス提供により、入居時のシステム構築が不要となり、テナント企業は手軽に高度なセキュリティー環境を享受できます。また、従来ビルに設置していたID管理のためのサーバーが不要になり、省スペース化、メンテナンスコスト削減を実現し、システム管理者の業務負荷を軽減します。
2.入退室管理を超えたID管理
IDカード管理による通行権限付与、失効、来訪者の事前入退室登録、通行履歴の閲覧といった単なる入退室管理を超えて組織の属性(例:サーバー室に入室できるのは情シ部だけ)や職位に応じた通行権限の付与といったID管理機能を持ちます。これにより人事異動時の通行権限の編集作業を効率化します。
3.複数ビルに跨る入退室管理システムと連携し入退室管理を一元的に管理
複数のビルの入退室管理システムの通行権限を一元的に管理でき、本社、支社・支店等が入居しているビル間の出張時や人事異動時も1 枚のセキュリティーカードで入館でき、臨時入館カードの準備が不要になります。
<今後の展開>
本構築基盤を活用したID管理サービスを順次展開して参ります。
【お問い合わせ先】
三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社計画部 販売推進課
〒108-0023 東京都港区芝浦4-6-8 田町ファーストビル
電話 (03)6414-8052
三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社のプレスリリース