ライオンズマンション越谷北の修繕費大幅削減を可能にしたNMRパイプテクター®-NMRPT-の防錆効果
◆多くのマンションが抱える修繕積立金への不安
ライオンズマンション越谷北で配管内の赤錆腐食が分かったのは、配管の抜管調査により配管内を確認したことでした。赤錆は配管継手部で発生しており、このまま放置すれば、赤錆の水中への溶け出しで水が濁る「赤水」や、赤錆の増加により「配管内閉塞」、腐食で配管が傷み「水漏れ」の原因となります。
同マンションの管理組合では配管修繕費の積立や、ライニング工事の予定がありましたが、将来のことも考えると費用の削減の必要があり、当時、管理組合理事長を担当していた北澤氏は別の対策も検討していたと言います。北澤氏はその際に、ライニング工事の3分の1の費用で導入可能な、NMRパイプテクター®の存在を同管理組合の理事から聞きました。
◆他の配管更生工法と比較検討しNMRパイプテクター®-NMRPT-の導入決定
様々な配管内の赤錆対策を検討していた同マンションでは、NMRパイプテクター®以外にも幾つかの対策案がありました。候補として、ライニング工法、クエン酸洗浄、電極挿入による電気防食、オゾン洗浄などがありましたが、検討の結果、防錆効果はもちろんの事、NMRパイプテクター®は配管修繕費用の削減効果やその他の様々なメリットから最適な技術と意見がまとまり、導入が決定しました。
◆NMRパイプテクター®-NMRPT-独自の防錆効果とは
独自の技術を有するNMRパイプテクター®の防錆効果は、配管内の赤錆を黒錆に還元し、配管内の防錆、延命を行うものです。赤錆によって配管内閉塞が起こっていた場合、赤錆の1/10の体積である黒錆に還元する事で赤錆閉塞は収縮し、配管内閉塞が改善します。黒錆は水に溶け出さず、不溶性の固い結晶の不動態であり、配管内に黒錆被膜が形成される事で、配管が強化され、以後赤錆腐食が起こらない配管となります。
◆NMRパイプテクター®-NMRPT-の導入で赤錆問題の解決と積立金の有効活用に成功
パイプテクター®の導入によりライオンズマンション越谷北では、配管修繕費を大幅に削減することができ、配管以外の各設備に費用を充てる事ができました。
給水管の赤錆問題に関しては、NMRパイプテクター®の導入から6年後に給水管内の内視鏡調査を行い、効果検証をしました。配管内に新規の赤錆進行は無く、配管内赤錆閉塞率はNMRパイプテクター®導入前の43.2%から、39.7%に8.1%縮小し、改善している事が確認されました。この事からもNMRパイプテクター®の防錆効果は、赤錆腐食を止めるだけでなく、導入前よりも赤錆腐食を改善するものである事を立証しました。
配管内の赤錆劣化は気がつかない内に、必ず進行するものですから、早目の対策が有効です。NMRパイプテクター®の防錆効果は、建物寿命まで配管寿命を延命する事を目的としているので、建物の新築時で、配管内に赤錆腐食が無い場合でも有効です。通常20年程で配管は耐用年数を迎え、配管内の赤錆腐食を避けられませんが、NMRパイプテクター®の防錆効果によって新築時と変わらない配管状態を保つことができます。今後はそのような実証報告を紹介します。是非ともお早めに最適な防錆効果をご検討ください。
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コラム#23「ライオンズマンション越谷北における導入事例」|日本システム企画株式会社
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