調整時間を大幅削減する国内初誤差吸収機能付きパワークランプ1月16日発売
新製品TCC-2Eシリーズ(以下同製品)は、新開発の「誤差吸収機能」付きで、DESTACO独自の誤差吸収リンク機構(※1)で、材料の厚さを自動的に補正する機能が搭載されており、シートの厚さや加工のばらつきがあっても安定したクランプ力を発揮できます。またクランプ角度は自在に設定可能であらゆるニーズに対応可能です。補正機能と角度調整機能を同時に実現するのは国内では同製品が初となります(当社調べ)。
パワークランプは主に自動車シャシー等の溶接、組立ラインで、作業時にシートメタル部品などを固定するデバイスで、トグルロック機構により強力な押し付け力を発生させてワークを確実に固定する事が可能です。従来の製品ではワークの厚さや固定位置が一定の範囲内にないと適正な押し付け力を発生させることが出来なかった為、ワーク厚さに応じた押し付け位置調整に多大な時間を要するという課題がありました。
上記課題に対し、TCC-2Eシリーズは独自の誤差吸収リンク機構により設定した固定ポイントから-3°までの範囲で固定位置を自動的に補正することを可能としました。厚み誤差を自動吸収しクランプ力が常に一定となるだけでなく、混流生産ライン等での段取り替え時に微調整を繰り返す必要がなくなりますので、調整時間の大幅な削減も可能となります。これにより現場オペレーションの必要人員抑制に大きな効果を発揮します。
同製品は、国内自動車メーカ及びラインビルダー向けに製品供給を行います。テクノダイナミックスは、FAエンジニアが技術サポートを行う体制で、導入検討段階からの技術検討や相談を受け付け、本製品の販売を通じて、生産ラインの効率化、コストダウンの実現に寄与します。
【 TCC-2Eシリーズの特長】
・厚み誤差を自動吸収し、クランプ力が常に一定
・現場での調整時間を大幅に削減
・エアOFF時の安全性を確保するシリンダー保持機能
・高気密構造による高い対スパッタ性
・300万回の動作試験をクリア
・3サイズ(40mm、50mm、63mm)をラインアップ
・標準パワークランプ82M3Eシリーズと完全互換
※1 ローラカムとリンク機構により実現。
【会社概要】
テクノダイナミックス株式会社 代表取締役 加藤寿尚 設立:2011年 資本金:3,850万円
本社:〒439-0031静岡県菊川市加茂4890-1 TEL : 0537-26-9781 URL :http://www.techno-dynamics.co.jp
事業内容:FA用位置決め搬送装置、制御システムプログラミング、顧客向けカスタム製造ライン開発
(資料編)
【技術検討/相談対応】
テクノダイナミックス株式会社 技術センター
〒439-0031 静岡県菊川市加茂4890-1 電話 0537-26-9781
【DESTACO社 会社概要】
1915年米国ミシガン州デトロイトで設立。精密搬送機器、クランプ装置メーカーとして現在世界10か国で展開している。BMW、FORD、GM、VW等各国のメーカーに多数の納入実績とノウハウを持つ。同社が世界で初めて特許取得したトグルクランプは、ハンドル動作により部品固定を行う器具で、自動車の生産工程をはじめ幅広い分野で活用されている。Dover Corporation(ドーバーコーポレーション) グループ企業として、グループシナジーで最新のソリューションを顧客に提供している。Dover Corporation(ドーバーコーポレーション:イリノイ州、1947年設立)は、エネルギー、工業システム、流量計測、冷却・食品設備の4分野の設備、設計で世界的に事業展開している。特にエネルギー分野では世界中のオイルや天然ガス液の生産工程処理に関わる。年間売上高約7,000億円、ニューヨーク証券取引所上場企業。
【お問い合わせ先】
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