農業インターン募集サイト『farm+biz』を公開 農業生産法人と連携し、人材開発を目指す

食産業特化型求人サイト『cook+biz』を運営するクックビズ（本社：大阪市北区、代表取締役：藪ノ賢次）が農業インターン募集サイト『farm+biz』（http://farmbiz.jp/）を9月9日にリリースした。

日本国内の農業就業者は481万（平成2年）から260万人（平成22年）にまで減少、65歳以上の占める割合は33％から61％に増加しており、農家の担い手不足と高齢化が進んでいる。 一方、農業生産法人数は年々増加傾向にあり、農業における若年層の人材採用ニーズが年々高まってきている。

また昨今、農業に興味のある若者が増えている傾向があるものの、実際の就農するにはいくつか超えるべきハードルがある。『新規就農者（新規参入者）の就農実態に関する調査結果（2011年 全国新規就農相談センター）』によると、新規参入者の経営面での問題・課題として、所得が少ない（56.6％）、技術の未熟さ（40.6％）が上位を占めている。

そこで、同社は農業の新たな転職市場を創出し、新規参入者の経営面での問題・課題を解決するために、農業インターンの募集・斡旋サービスを開始する。

11月1日から高知県の嶺北地域でおこなわれる「第1期インターンシップ」では、参加者に3週間、週5日の農業体験（野菜の栽培、出荷作業、稲刈作業、調理・加工）をしてもらう。インターンシップ終了後、本気で就農を考える参加者には、引き続き現地の農業生産法人で長期研修および就職の支援をしていく。

「フジサンケイビジネスアイ」