イノベーションズアイ BtoBビジネスメディア

有限会社昭和プレス ◆会員企業インタビュー◆

新聞掲載PDF

20130321-photo.jpg
有限会社昭和プレス 代表取締役 高久 笑一氏

町の板金屋さんからアイデア発信。目指すはアウトドア用焚き火グリルのトップブランド

 私は2代目。プレス、板金業で今年50年目を迎えます。毎日両親の働く背中を見て『絶対に板金屋などにならない』と思っていましたが、気が付いたらなっていました。2008年のリーマンショックをきっかけに自社ブランド“笑’s”に着手しました。私自身、アウトドアが大好きで、板金の仕事で生じる端材で自分用に焚き火台を自作していました。その仕上りの評判が良く、アウトドア用の焚き火グリルをオリジナル製品として売ることにしました。販売第1号は、コンパクト焚き火グリル 『ちび火君』です。折りたためて、丁番や溶接を一切使わず、組立にネジや工具も不要という点が特徴で高さ24cm、重さも約1.3kgです。焚き火にこだわるのは、エコだからです。山の木々を拾ってきて燃料にし、焼却されることで二酸化炭素が大気中に戻る。若木はそれを吸収し、燃えかすの灰は地中に入るといったカーボンニュートラルな活動です。世界中でキャンプは行われているのに、なぜ、この焚き火をもっと利用しないのかと思います。現在、焚き火台を中心とした自社製品の数は約40種類。売上げの割合は、板金業が70%、自社製品は30%。板金の仕事は、どんなに丁寧に検査して良品を納品しても「出来てあたりまえ」の評価ですが、焚き火台を納めた先からは、「ありがとうございます。」というお声が直接届きます。そんなところが、やりがいに繋がっています。私たちのような小さな製造業は、それぞれの得意分野を伸ばしていくべきで「うちは出来ないけれど、あそこでは出来るよ」と連携し合える関係が理想だと思います。目下の夢は、世界中で「焚き火のグリルといえば(笑's)だよね」といわれるようなメーカーに成長させることです。

2009年12月 GARRRV Gear of the Year 2009受賞 2012年 8月 ソルトレイク開催Outdoor Retailer Summer Market 初出展

■有限会社昭和プレス
048-861-8449
http://www.showapress.jp/index

「フジサンケイビジネスアイ」

イノベーションズアイに掲載しませんか?

  • ビジネスパーソンが集まるSEO効果の高いメディアへの掲載
  • 商品・サービスが掲載できるbizDBでビジネスマッチング
  • 低価格で利用できるプレスリリース
  • 経済ジャーナリストによるインタビュー取材
  • 専門知識、ビジネス経験・考え方などのコラムを執筆

詳しくはこちら

お役立ちコンテンツ

  • 弁理士の著作権情報室

    弁理士の著作権情報室

    著作権など知的財産権の専門家である弁理士が、ビジネスや生活に役立つ、様々な著作権に関する情報をお伝えします。

  • 産学連携情報

    産学連携情報

    企業と大学の連携を推進する支援機関:一般社団法人産学連携推進協会が、産学連携に関する情報をお伝えします。

  • コンサルタント経営ノウハウ

    コンサルタント経営ノウハウ

    コーチ・コンサルタント起業して成功するノウハウのほか、テクニック、マインド、ナレッジなどを、3~5分間程度のTikTok動画でまとめています。

  • 補助金活用Q&A

    補助金活用Q&A

    ものづくり補助金、事業再構築補助金、IT導入補助金、小規模事業者持続化補助金及び事業承継・引継ぎ補助金に関する内容を前提として回答しています。

  • M&Aに関するQ&A

    M&Aに関するQ&A

    M&Aを専門とする株式会社M&Aコンサルティング(イノベーションズアイ支援機関)が、M&Aについての基本的な内容をQ&A形式でお答えします。

連携サイト人気コンテンツ

  • 海外ビジネス談

    海外ビジネス談

    海外とのビジネスにおいて、それぞれの国の持つ文化や歴史に関連して、さまざまな商習慣・商文化というものがあります。そんな海外とのビジネスにおける経験談をお伝えしています。

  • 起業家に影響を与えたこの一冊

    起業家に影響を与えたこの一冊

    起業やビジネスを展開する上で起業家が影響を受けた本を紹介しており、その起業家がどのような本からどんな影響を受け今のビジネスにどんな変化があったのかを知ることで、起業家マインドの一端を垣間見ることができます。

  • オンリーワン商品

    オンリーワン商品

    オンリーワンの商品やサービスを世の中に出す企業の開発に至るまでの背景や商品の特長、苦労話、今後の展望などをご紹介します。