法人専用に保証金半額サービスを提供しているフィナンシャルギャランティは、5月より、創業から五年以内のIT企業を対象として事務所設立、移転時の保証金、敷金を月額賃料の2か月相当金額で借りることができる「オフィス創業支援パッケージ」サービスを開始した。
創業または、創業から歴史の浅い企業にとって、事務所を借りる際に、不動産オーナーに預ける保証金、敷金の負担は会社資金に重くのしかかり、資金需要旺盛な創業期の企業にとって、他の用途に使いたい資金を眠らせることにもなる。 この眠らせてしまう資金を本業に有効活用できるサービスを提供することで、創業期のIT企業の発展を促進、支援していく。
「オフィス創業支援パッケージ」は、賃料の2か月分相当額の保証金、資金を預けるだけで、残額は、フィナンシャルギャランティが不動産オーナーに保証するもの。採用企業としては、同社が保証する金額に相当する資金を本業に活かすことができる。 このパッケージサービスの対象は、創業~五年以内のIT企業であり、対象オフィスとして、賃料(共益費込)1万2千円以上としている。また、テナント企業が2年の保証期間分として月額賃料の1.3か月分程度を契約時に負担する。
現在、都心のオフィスビルでは、空室が多く、それに伴い賃料も下降傾向にある。空室で悩む不動産オーナーは多く、より競争力のあるビルとして、テナントを確保したいとの思いが強いもの。
今回のこのサービスは、今まで、創業期のテナント候補には与信判断が付かないことを理由として、テナントの入居機会を喪失していた不動産オーナーにとっても、同社が審査、保証することで、空室の解消と新たな収益機会が生まれることとなる。
5月のパッケージ化以降、既に同サービスの適用物件が生まれている。
同社では年間100件程度の受注を目指す。
【問い合わせ】
フィナンシャルギャランティ
東京都港区海岸1-2-20汐留ビルデイング3F
TEL:03-6721-8710
http://www.hangakukun.jp
「フジサンケイビジネスアイ」