クラウド名刺管理のSansan(サンサン)は16日、オンラインによる名刺交換サービスを始めた。テレビ会議システムによるオンラインでの商談が増えており、新サービス投入で新たなユーザーを取り込む。
Sansanのオンライン名刺交換サービスの画面
新サービスは法人向けクラウド名刺管理サービスの「Sansan」を利用している人なら誰でも利用できる。スキャナーでパソコンなどに名刺を取り込む。その後、名刺送付用のホームページアドレスを電子メールなどで送付する。名刺が届いた人はホームページにアクセスして名刺画像を保存し、自身が既に取り込んでいる名刺データを送り返す。Sansanユーザーでない人にも送れる。その場合届いた人は、名刺画像の保存の際に表示される専用の2次元バーコードをスマートフォンのカメラで撮影。専用サイトに自動接続した後、自身の名刺を撮影して送り返す。
7月には同社の個人向けサービス「Eight(エイト)」でもオンライン名刺交換ができるようにする。また、オンライン商談システムを手掛けるベルフェイス(東京都渋谷区)やオンライン展示会システムを手掛けるエボルト(同)、イベントハブ(東京都新宿区)などとも機能連携を予定している。
「フジサンケイビジネスアイ掲載」