人工知能(AI)のソフトウエアを開発するコンシェルジュ(東京都千代田区)は、AIを活用したチャットボット(自動会話システム)「Concierge U(コンシェルジュ)」に多言語翻訳機能を追加して提供を開始した。
これまでは日本語以外の言語で応対したいという要望に対して、会話シナリオを編集するソフトを使って対応する言語のシナリオを別途用意する必要があった。今回新たに搭載した自動翻訳エンジンを使うと、即座にシナリオ内容を翻訳し表示できる。英語、中国語、スペイン語などクラウド上の翻訳エンジンに連動することで、100を超える言語を用いたリアルタイムな対話によるコミュニケーションが可能となった。
利用者がチャットに表示させたい言語を選択するだけで、瞬時にシナリオを翻訳して表示できる。すでにあるシナリオに翻訳機能を追加するだけの設定ですみ、シナリオ内容自体を変更する必要はない。
同社はサービスの提供を通じて、訪日外国人向けサポートサービスや海外企業向けカスタマーサポート、マーケティングサービスなどで顧客コミュニケーションの実現を支援していく。
「フジサンケイビジネスアイ」